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『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』素晴らしい本です!

📕おすすめの本を紹介📕
『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』奈倉有里
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素晴らしい本に出会いました✨
あと少しで読み終えてしまいますが、実を言うと読み終えたくありません…😢

英語に関係ある本ではありませんが、ロシアの文学や歴史、2000年代のロシア国内の生活や情勢について、貴重な学びができるという意味で、世界に目を向けることができる本なので、この場を借りて紹介させていただきます。

🔴著者の奈倉有里さんは、本屋大賞受賞の『同志少女よ、敵を撃て』の著者・逢坂冬馬さんのお姉さんであり、ロシア語通訳者・文学者です。

🔴著者は高校卒業後の2002年から、2008年にかけて、ロシアに留学していました。日本人として初めて、ロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業しています。本書はその留学生活と、ロシア文学のエピソードを交えた、美しい随筆です。

🔴奈倉さんの文が叙情的で美しく、夕暮れの静けさを感じます。読んでいると、故郷から長い旅に出たような、それでいてどこか懐かしい場所にたどり着いたかのような気分になれるのです。

🔴30章から成るエッセイの一つ一つに、ロシア文学や詩が紹介されています。
日本語に翻訳されても、美しさの伝わってくる言葉ばかりで、ロシア文学の底力に圧倒されました。
ロシア文学は、ドストエフスキーを数冊(※『罪と罰』が面白すぎて徹夜しました‼️)と、
ツルゲーネフの『初恋』(言葉が美しい‼️)くらいしか読んだことがありませんが、
これを機会にプーシキンを読もうと思います。

🔴まだ5月ですが、私にとっては今年のナンバーワンの本になるかもしれません。
21世紀のロシアについて知りたい方、ロシア文学のお好きな方に、おすすめしたいです❣️❣️

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