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『ランボー・ラストブラッド』へのレビュー

David Morrell, author of the “First Blood” novel that sparked the Rambo film series, has the harshest review for “Rambo: Last Blood”, saying he's embarrassed his name's associated with it.

『ランボー』の原作小説を書いた作家David Morrell氏が、5作目の映画『ランボー・ラストブラッド』を批判しており、
原作者として「自分が関わっていることが恥ずかしい」とさえ言っているそうです。

実は先日、主人と一緒にこの映『ランボー、ラストブラッド』を見ました。私はランボーを見るのは今回が初で、「こういうアクション映画なのかな…」と思いましたが、
長年のランボーファンの主人は「うーん、今までと何か違う…」と、首をひねっていました。

アメリカでの評価を検索していて、この記事を見つけ、何となく納得しました。(アメリカではこの映画は昨年9月公開)
https://screenrant.com/rambo-5-last-blood-bad-reviews-david-morrell/

例えばこの記事に…
While First Blood featured an anti-authoritarian hero standing up against the abuse of power by members of his own country's law enforcement divisions, Last Blood is more of a pro-authority, Trump-era brainwashing exercise meant to stoke fear and violence against aliens of the U.S.
…とあります。

ザックリ訳すと、これまでのランボーは、自分の国の悪い権力者達に立ち向かってきたのに、今回のラストブラッドでは、国外の悪人(国家権力でなくメキシコのマフィア)に立ち向かう話である。これは外国人に憎しみを抱かせるトランプ政権の洗脳の結果だ…という感じでしょうか。(トランプの洗脳は言い過ぎですが、私もメキシコの人を悪く描きすぎだとは思いました)

最近、ベトナム戦争についての本を読んだので、ベトナム戦争から帰還したアメリカ人の兵士たちは、地獄のような苦しみを味わったのだと思います。その1人の兵士の生き方を描いたのが、小説”First Blood”だったのですね。
最初の小説のタイトルから繋げて、今回の映画のタイトルが”Last Blood”になっていることが分かりました。

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