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柳美里さん、英語で喜びのスピーチ

柳美里さんの小説『JR上野駅公園口』が、昨年のUS National Book Award(全米図書賞)で、翻訳小説の最優秀賞を受賞したことを、ご存じの方も多いと思います。
私はこのお正月休み、遅ればせながら、やっと読みましたが(日本語です)、評判通り素晴らしい小説でした。
『上野駅公園口』柳美里(りゅう みり)
https://amzn.to/3nb94AD

Twitterに
★「高度経済成長期に福島から東京に出稼ぎに来た男性は、家族を亡くしホームレスに。天皇陛下や二度の東京五輪の存在が象徴的。 悲しくも文が美しく、読み始めたら止まらない」
★「ホームレスの方々を主人公とする社会派問題提起小説でありながら、文学性も高く、普遍的な主題が日本に限らず世界で評価されると感じました。 福島の方言が美しく、また、相馬野馬追といった伝道文化を学べたことも、自分にとって財産となった」
…と書いたところ、何と、柳美里さんご本人からリツイートとフォローをしていただき、嬉しくてビックリしてしまいました!

こちらのYouTube動画では、柳さんが受賞の喜びを英語でお話しされています。
「この小説を美しい英語に訳して下さった翻訳者さんのおかげです」と、何度も翻訳者さんへの尊敬と感謝の気持ちを述べる柳さん。
彼女の挨拶の言葉を聞いて、翻訳者Morgan Gilesさんは涙を浮かべていました。
https://www.youtube.com/watch?v=sxXQGIcpR4E


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