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伝説の灘校国語教師 橋本武先生の授業

「開成・灘・麻布の生徒たちが過ごした休校期間のすごさ」という昨日のyahooニュースを読んでビックリしました。
昨日まで、灘中学で50年国語を教えていた橋本武先生のドキュメンタリーを読み直していたからです。


『奇跡の教室』 伊藤 氏貴 (著)
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私は2013年から、世界中どこにもない英語のオリジナル教科書を自分で書き始めました。プリントを作る時、心の中にはいつも橋本武先生がいました。

「公立校のすべり止め」だった灘中学に赴任し、文庫本『銀の匙』だけを3年間かけて読む授業を始めた橋本先生。読解力と探求心をぐんぐん伸ばした灘高校の子供達は、昭和43年、私立初の東大合格者日本一になりました。つまり灘中学も最初から名門だったわけではないのです。


SAPIXの先生が「今年、開成は東大合格者をもっと出すかもしれない」と言っています。塾の先生なのでそういう分析をするのでしょうが、本当に大事なのは、周りの状況がどうであろうと勉強し続ける情熱と探求心、卒業してからも自ら学び続ける心を育てることだと思います。

今回、約8年ぶりに『奇跡の教室』を読み直して、8年前と全く感じることが違っていたので衝撃を受けました。
橋本先生の足元にも及びませんが、自分は教師として何ができるんだろう?このままでは絶対に終われない!(安定できない!)と自問自答しています。

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