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リフレクション
柱に寄りかかって、冷たい木に頬を寄せる
甘い匂いがする
雨の日はとくに
湿気を含んだ空気には
君の甘い匂いも混じっていて
君のいないこの世界に
僕は君を感じることができる
僕は左手の珈琲カップに視線を落とし
そこに映る天井に焦点を合わせる
――もし君がこの世界にいたならば
いくら考えても出なかった問いを
ふたたび自分に投げかける
誰も喋らない
返事のない
部屋と廊下の間
その時間は永遠になる
![](https://assets.st-note.com/img/1686718253915-jh8KsH5mB2.jpg?width=1200)
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柱に寄りかかって、冷たい木に頬を寄せる
甘い匂いがする
雨の日はとくに
湿気を含んだ空気には
君の甘い匂いも混じっていて
君のいないこの世界に
僕は君を感じることができる
僕は左手の珈琲カップに視線を落とし
そこに映る天井に焦点を合わせる
――もし君がこの世界にいたならば
いくら考えても出なかった問いを
ふたたび自分に投げかける
誰も喋らない
返事のない
部屋と廊下の間
その時間は永遠になる
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