見出し画像

かんたんマーケ㉙ 伝わっちゃうストーリーの組み立て方


「なぜ俺の話が伝わらないのか?」

プレゼンあるあるです。
スライドシートや構成は良く出来ているのに、肝心の 
「おはなし」が 「てんでダメ」な人は多いです。

その理由は

“伝わっちゃうストーリー構成を
意識していないから”


「スライドに書かれたいることを、漫然と話してしまう」
「スライドぱらぱらと読み上げになってしまう」
「ストーリーが固まりとして感じられない」

まさにパワーポイント病かもしれません。


そもそも、スライドは 自分の 「おはなし」 の脇役。
あくまで、私の 「おはなし」 の補助でしかないと意識を変えることが大事です。聴衆は、そのスライドの裏にある、あなたの想い・志・意図を確かめたいのです。

じゃあ 「おはなし」 ってどう組み立てるのか?

伝わっちゃうストーリー構成5つのパターン

をお伝えします。

まず最初 Aパターン

  • ここでの重要な課題は○○(課題) 

  • そのためにやるべきことは○○(解決法) 

  • なぜなら○○だから(理由)

このパターン、非常に汎用できます。大きな幹の話にも使えますし、それぞれの戦略の妥当性にも使えます。

詳細は下記の書籍で学ぶとよいでしょう。

博報堂で学んだ負けないプレゼン 須藤亮著


次 Bパターン

  • ここでのポイントは○○(結論) 

  • なぜなら○○だから(理由) 

  • 具体的には○○(事例)

これは具体的な施策のまとまり・アクションプランの説明をするときに有用ですね。施策の最後に、ポイントや結論を強調すると、いわゆるPREP法という手法になります。


次 Cパターン

  •  ○○すべきだと考える (メッセージ) 

  • なぜなら○○(必要性) 

  • ○○メリットある 成果を導ける (成果・効果)

これは提言・政策メッセージを論理的に伝える際に有用ですね。
まず結論ファースト(政策提言)
それをしないとこんなマズイことになるよ、こんなヤバいことになってしまうよ(必要性・バッドストーリー)
それをやることでこんなメリットあるよ、こんな成果を導けるよ(成果・ベストフューチャー)
という形で説得していきます。

詳細は下記の書籍で学ぶとよいでしょう。

プロフェッショナル・プレゼンテーション 土井哲/高橋俊介著


Dパターン

  •  ○○とはなんでしょうか?(投げかけ)

  • 私たちが考えるのは(一言化・回収)  

  • 具体的には~(方針や方法論)

少し高度になりますが、これ挟むとプレゼンが活き活きとします。
疑問形で聴衆に、ストラテジック・クエスチョンを投げかけるというやり方です。あまり何度も挟むと、ダレますので、
ここぞという場面で使うと効果的です。

戦略コンセプトの一言化、戦略課題の一言化、あたりで使うとぐっと締まりますね。


最後に、おまけですが Eパターン

  •  なぜ我々は○○するのか(Why)

  • どんなターゲットに何をやるか(Where to play)  

  • どうやってやるか(How to win)

外資系企業や、新規ベンチャーのプレゼン、特にエレベーターピッチでは
このパターンで端的に説明することが望まれます。
「Whyからはじめよ」って本もありますね。
やっぱり、「なぜ」の力は強いです !
なぜこの人はこう思ったのか? なぜこの人はそう考えたのか?

プレゼンでは、アクションや施策の表面よりも、その裏にある
その人の「真意」が聞きたいわけなんです。



お役に立てたでしょうか?
是非、明日からのプレゼン、社内提案、クライアント説得に役立ててくださいね。Good Luck!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?