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「桜は変わらず咲くが、世界はコロナと戦っている」

(3/22時点での情報です)

桜満開の春到来、危機的な世界状況とは一見異なる、穏やかな日常が日本では繰り広げられていますが、重要な事実には目を背けずにいたいと思います。


①わずか4日で10万人が新たにコロナウイルスに罹患


下図は、全世界でのコロナウイルスの罹患数の推移を、日毎にみていますが3月17日から3月21日のわずか4日間で、全世界のコロナウイルスの新たな罹患数は、なんと10万人増加しました。

幾何級数的な増加が起こることをなるべく抑えるべく、各国努力してきましたが、引き続き最悪のシナリオも念頭におかなければいけません。
全世界での幾何級数的増加を抑制するための、全世界的な取り組みは、存在していません。制御できる医薬品やワクチンも、現在は存在しません。


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https://www.worldometers.info/coronavirus/



②アメリカの罹患上昇率が、イタリアを超えた

これは、あまり話題になっていませんが、アメリカのここ数日間の罹患上昇率はイタリアの初動を超えました。アメリカでの急激な罹患上昇、その結果として、大規模な罹患者数が2週間後~1か月後には報告されることが推察されます。

「たいした事ではない」 と思っている方々は、「そう思っていることが、2週間後にさらに大きく変わる」 ことを本気で考える必要があります。

「お花見くらいなら」 「少しくらいなら」 「自分はかからない」と思っている方々も、“世界基準から見た日本の在り方” を考え直し、再警鐘し続ける必要があります。

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https://www.vox.com/future-perfect/2020/3/20/21179040/coronavirus-us-italy-not-overreacting

③我々日本人はもっと慎重になるべき

下図のとおり、コロナウィルスの罹患数がいずれプラトーになるかどうかは、いまだに予断を許さない状況です。幾何級数的に蔓延する性格を持つ、ウィルス感染症は、特に閉鎖的な空間(閉鎖的な島国)では抑えやすい反面、ちょっとしたきっかけで急上昇しかねません。

心理的な配慮、日々のささやかな息抜き、身体活動・経済活動・社会活動の継続を考慮しながらも、油断は禁物です。
「自分は大丈夫」 「100万人に5~6人だから自分はかからない」 「このくらいは問題ないだろう」 という、“気持ちの緩みは決して持ってはけない危機的状況” にあることを、再認識したいと思います。

自分が最善の対策をとっているとしても、それはもしかすると後手に回っているかもしれない、という何気の臨戦態勢でいなければ、コロナウィルスに勝つことはできない。

When you’re dealing with an emerging infectious diseases outbreak, you are always behind where you think you are.



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「桜は変わらず咲くが、世界はコロナと戦っている」

We are fighting against the recessions behind the cherry blossoms in full bloom. 桜の木の下であるべき姿を考える(2020年3月22日)

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