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9/30 オンライン京都「逆のものさし人参畑塾」in大阪、ありがとうございました!

9/30 オンラインでの京都「逆のものさし人参畑塾」in大阪、ありがとうございました!

大阪で二ヶ月に一度、「逆のものさし道」の勉強会の前に開かせていただいている「逆のものさし人参畑塾」、

その人参畑塾勉強会は、「逆のものさし道」から学んだことと、時代が変わっても変わらない大事なこと“縦糸の読書”で学んだものをベースにしています。

そのことから、オンラインでの第一回「逆のものさし人参畑塾」は、初心に戻って、『逆のものさし思考』(逆のものさし道のテキスト)十一講目を、一講目ずつ読み深めていきます。


『逆のものさし思考』
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=153744056


今回の、オンライン京都「逆のものさし人参畑塾」in大阪は、『逆のものさし思考』第一講「一元論で世の中をみてみる」でした。

東洋の一元論と西洋の二元論のもとになっていることを古事記と旧約聖書からひもとき、

東洋の一元論的思考と西洋の二元論的思考を、様々な例にあげました。

生死、損得、善悪、正誤、優劣、勝敗、上下、成否など、二つに分ける西洋的二元論にすっかりのみ込まれた現代の私たちが、二元論の比較し対立する「苦」が生まれる世界を、どう受け止め、どう超えてゆくのか。

何よりもまず問題は、物事はすべてが表裏一体の一つと捉えられないこと、二つに分け片方しか見えていないこと、二元論が染みついている私たち。

損得で心が疲弊したり、正誤に心が苛まれたり、優劣で心が歪んだり、成否で心が折れたり。

二つに分ける心が常に燃え盛っていて、私たちは苦しみの炎に焼かれています。

ただ、分けて認識したり、比べて競争したりすることが、人類の進歩発展の上で大きな推進力となり、生きる力にもなってきましたので、その二元論が悪いということではありません。

あまりにも、分けて比べ争うの二元論的思考に偏った、進歩発展のための行きすぎた二元論の心と目を、

反対側を見る、見えないところを慮(おもんばか)る、に心を傾けて、

片方の眼だけで見ていることから、双眼で見ようとすることです。

あらゆる物事は表裏一体の一つである、その一元論の姿、この世界の真理に目を開こう。

例えば、カッター。切れる刃の部分と切れないカバーの部分を、正反対を合わせもって“切る”というハタラキで成り立っている。

それから、車。
走るアクセルと、止まるブレーキを両方合わせもって“走る”というハタラキで成り立っている。

世界は、そのようなハタラキで成り立っている。

生死も、善悪も、勝敗も、表裏一体、
この世界の真理に目を開こう。

そして、生きる上で、二つに分け比べ争う二元論の色眼鏡は、決して外せないものだから、二元論の色眼鏡をかけたまま、一心不乱に二つの概念を超えて一元へ飛び込もう。

多様性・非二元の考え方の、一人ひとりの灯りが一隅を照らして、そうした灯りが広がり世界を照らしてゆく、そうした役割を一人ひとりが担うこと、あらためて発起されました。

ご参加いただきました方々、ありがとうございました。

次回、京都「逆のものさし人参畑塾」in大阪は、
11月25日(土)、
『逆のものさし思考』第二講 「非真面目のススメ」がテーマです。

参考図書「読書のすすめ」にお問い合わせください。
https://dokusume.shop-pro.jp/


【「逆のものさし道」とは】
科学技術など進歩に突き進んできた人類、原発やAIなど制御できないものを作ってきてしまいました。人間性を殺すものを生み出してきました。

「術」から「道」へ

例えば、柔術は、相手を投げて叩きつける術、相手を倒す殺す術。

柔道は、投げる時、引き手でしっかり内に引き、背中から落ちるよう怪我をしないように投げる、相手を生かす道で、共に精神を高める修行の道であり、共に生かし合う道。

「技術」から「技道」へ

ロボット工学の先駆者 森 政弘氏は、ご著書『般若』の中で、人間性を殺していくような“技術”ではなく、人間性を生かしていく“技道”に舵を切らなければならないとしています。

ロボットを作る上に必要なのは、それを使う人間の心の制御、殺すものを作るのも人間であれば、生かすものを作るのも人間、
その心の使い方・制御をすることが第一と。

■森 政弘氏のご著書
「退歩を学べ」「仏教新論」「般若」三冊セット
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=174026214

自利のための対立・排除「術」ではなく、自他共に生かし合い生きるための「道」、

「逆のものさし道」は、“縦糸の読書”と各地の勉強会を通して、真の自己に向かって精神を磨き、自他共に生かし合い生きる道です。

「逆のものさし講」から「逆のものさし道」へ、
名称が変わりました。

「逆のものさし道」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=154570292


【逆のものさし人参畑塾とは】

時代が変わっても変わらない人間の生き方を、歴史・先人から学ぶ“縦糸の読書”を通して、本質を学び、今に活かし、後世へ伝えていく勉強会です。

明治初め福岡の女医 高場 乱(たかば おさむ)が、薬用人参畑の中で始めた塾「興志塾」(通称人参畑塾)で、西郷隆盛の精神を継ぐ頭山満ら玄洋社を育てた。

私利私欲に偏らず仁を尽す「殺身成仁」、何かに誰かにぶら下がらない「天下一人を以て興れ」、その精神を伝えていきたい。

「逆のものさし人参畑塾」ブログ
https://note.com/tsubaki3103/m/mdb300ef0c5dc

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