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御礼 11/9 第108回「読書のすすめの落語のすすめ」

11/9の晩、第108回「読書のすすめの落語のすすめ」に足をお運びいただきました皆様、Zoomでご参加いただきました方、誠にありがとうございました。

江戸川区篠崎「読書のすすめ」での毎月一回の落語会「落語のすすめ」
は、三遊亭神楽師匠と兄弟子の三遊亭全楽師匠の二人会で、師匠お二人がご出演される贅沢な会となっています。

三遊亭全楽師匠の今回の演目は、「たいこ腹」。
“太鼓持ち”という職業があって、 宴席などで客を上機嫌にさせ盛り上げる仕事。「たいこ腹」は、太鼓持ちの男がお客を持ち上げれば持ち上げるほど痛い目にあう噺。

全楽師匠のコミカルな口調に乗って、太鼓持ちの徹底したお調子よさに、後からあわてふためきがぴったりついてくる。
最後の“オチ”には、うぅーむ、思わず唸りましたねぇ。

三遊亭神楽師匠の一席は「親子酒」。
ある大店の親子、せがれの酒癖が悪く行く末を心配し父と子で禁酒。が、父は呑みたい気持ちを制しきれず、せがれは意地を通す先が逆転して、それぞれ酒の神様にひれ伏す。

青森出身の神楽師匠、
親子のそれぞれの酩酊ぶりに
酒の神様がお降りて来なさっていましたねぇ。

「読書のすすめ」から私がおすすめさせていただいた本は「この星で生きる理由」佐治晴夫著、
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=170670599

前日の11/8に皆既月食がありました。太陽と地球と月とが一直線に並び、天王星までが並ぶのは信長の安土桃山時代以来442年ぶりだとか、天体ショーで盛り上がっていましたね。

「この星で生きる理由」佐治晴夫著に、月についてが書いてありました。

太陽系の創世期、地球に火星の1/3ぐらいの物がぶつかり、飛びちったカケラが集まって固まったのが月。
その月と地球の遠心力や引力やらの影響で、地球の自転の速度が弱まり24時間に、月の引力が無ければ一日が8時間ですごいスピードで自転するため、地球上は風速300~400mの風が吹き荒れ、岩石が木の葉のように舞い上がる暴風、

そんな中で果たして、生物は生まれ生きのびたか?音は伝わらず?言葉は生まれなかった?音楽も生まれなかった?

そう、月のおかげで自転速度が緩やかになり、そよぐ風は生命を育み、音を響かせ、言葉を生み出し、音楽を奏でました。

そんなこの宇宙の不可思議をうかがうと、好奇心がまた四方八方に広がり、人間のスケールを越えていくような感覚がします。


今、世界の中で、日本の中で、組織の中で、家の中で、あくせくして疲弊した現代人に、

宇宙のスケールに心を解き放ち、人間中心の視座から離れることは、これからの地球文明を築く上で大変大事となることでしょう。

そうは言っても、目の前の現実世界にまず着手することが必要です。 

明るい未来を切り開くこと、今、先行きの見えない不安や恐怖で、人に元気がありません。

いつの時代だって、見通しのきかない未来へ向かっています。
手漕ぎボートのように、過去の景色を見ながら、背中から未来に入って行くのです。

色とりどりで色褪せない過去の景色、落語をどうぞ。

師匠方を交えた懇親会

長崎は星降るイノシシ村出身のトリーマンのアコーディオン演奏YMO「ライディーン」は、その音色は月にも届きましたよ。
ありがとうございました。

次回の「読書のすすめの落語のすすめ」は、
12月31日大晦日19:30~
スペシャルバージョンでお届けし
ます。「Zoomあり、ご家族でどうぞ🎵)


三遊亭全楽師匠は、あの名古典「芝浜」です‼️

「読書のすすめの落語のすすめ」
https://note.com/tsubaki3103/m/mde19e3b06f83


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