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塞翁が馬〜高校卒業後の経験を通して

さっき夜ご飯を食べているときのこと。
弟が、今日学校の漢文の授業で「人間万事塞翁が馬」という言葉を習った〜と教えてくれました(^.^)

私も高校の時習ったな〜と思いつつ聞いていたのですが、正しい言葉の意味がパッと出てきませんでした(^^;;

これはまずいと思ったので、ここでもう一度高校生で習ったことを復習します!

「人間万事塞翁が馬」
読み方は、[じんかんばんじさいおうがうま]
と読みます。
(漢文として習うなら”じんかん”、古事成語としてなら”にんげん”でも間違いではないそうです^_^)
この言葉は中国の古事から由来し、簡単な内容は以下の通りです。

—「昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。
人々それを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。
しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという故事に基づく。——–
出典「故事ことわざ辞典」



これらのことから【人間万事塞翁が馬】とは

「人生において、何がよくて何が悪いか後になってみないとわからない。」

という意味として伝えられています。

ふむふむ、こんな意味だったんだ〜と思いつつ、確かにな、、と自分の人生を振り返りながら、私はしばらくの間考え込んでしまいました。

高校生のときに授業で習ったときの自分は、言葉の意味は知っていて、漢文を読む知識は持っていても、この言葉の意味を、”本当の意味”では理解できていなかったと思います。

でも高校を卒業後のこの3年間、ボランティアをしたり、カナダに行ったり、大学に進学したり、様々な経験の中で私は、「自分の人生で何がプラスで何がマイナスか、その瞬間では判断できないこと」を学びました。

そして、私が今まで歩いてきた道のりを振り返ってみたときに、古事成語として語り継がれている人生で大切なことを、自分のこれまでの経験を通して学ぶことができているということに気づきました。

これは私が一つ胸を張っていいことなのかな?と思いました^ - ^


〜〜これまでの自分の人生、
高校受験で第一志望に行けなかったとき。
大学受験で進む道が分からず目の前が真っ暗になったとき。
ボランティアをしていて、この道が正しかったのか不安になった夜。
カナダで周りの人とコミュニケーションできない自分に諦めかけたとき。
カナダのカレッジに進学できず立ち止まりそうになったとき、
‥などなど
私の人生でこれらの瞬間は、その時は本当に打ちのめされそうになり、終わった‥と思ったり、諦めかけたり、たくさん後悔したり‥‥
正直とても辛かったです。

でもじゃあ今、”これらの瞬間は自分の人生にとってマイナスだったか?”と聞かれたら、
即答でノー
です。寧ろ特大プラスです(o^^o)
決して後悔がないわけではありません。
後悔はたくさんです。でもその後悔のあとに私は周りに助けられました。自分をもう一度見直すことができました。周りの人に支えられて一歩だけでも前に進むことができました。この経験をプラスに変えれるような人生にしようと本気で思い行動しました。

もし今、あの時に戻ったら、やっぱり辛いですし、あの時と同じように、すぐには前向きになることはやっぱり出来ないかもしれません。

でももし例えタイムマシンが開発されて過去に戻れるようになったとしても、私は自分の人生をやり直しません。そしてきっとこれからも。

人生ではその瞬間何がプラスで何がマイナスか判断できないことだらけです。だからこそ、その瞬間は、一喜一憂したり、悩んだり、苦しんだり、もがいたり、後悔したりします。
しかし私は知っています。マイナスなことでも自分次第でプラスにできるということを。

これは古事成語からではなく、私のまだまだ短い人生から言えることです。
正しいか正しくないかは分かりませんが、私はそう信じています。

マイナスなことがあっても、きっとプラスに変わる。プラスなことがあっても、周りの人に感謝を忘れずに。
これからも日々心がけていきたいと思います^_^

そして最後に、色々考えるきっかけを与えてくれた、塞翁さん、そして弟。
ありがとう(^^)
今日の記事はこの辺で終わりにしま〜す(´∀`)

かなり私ごとで長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます(^^)
皆さんの人生が今よりもまた少し豊かになりますように。

Tsubasa

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