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つあおとまいこのゆるふわアート記

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みなさん、こんにちは! 浮世離れマスターズのつあお&まいこです。ゆるゆるふわふわのアートツアーに参加しませんか。
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#陶磁器

つあおとまいこのゆるふわアート記とは?

浮世離れマスターズのつあおとまいこがアート作品を実際に見ながら語るゆるゆるふわふわのトーク記です。読者の皆様と一緒に浮世離れできれば本望です。「和樂web」(小学館)にもたくさんのトーク記事を掲載しています。 ※つあお/小川敦生と「アートでハッピー」こと菊池麻衣子、それぞれの記事も時折こちらで配信しております。 えっ? つあおとまいこって誰だって? 年間美術展訪問数は、2人合わせて年間300件以上。 アートを前に、スーパー浮世離れな会話を繰り広げては、ハッピーワールドに

「今蕭白」が描いた龍に注目〜静嘉堂@丸の内「ハッピー龍イヤー!」

静嘉堂@丸の内(東京・丸の内)の企画展「ハッピー龍(リュウ)イヤー! 〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜」のプレス内覧会に参加した(2023年12月25日)。タイトルからもわかるように、本展は、2024年の干支にちなんで「龍」をモチーフにした作品を集めた企画展だ。出品作品は、静嘉堂文庫美術館の館蔵品のみで構成されている。本記事では、美術品を通して龍と向き合うことの楽しさ・面白さを少しでも伝えられればと思う。 インド・中国・日本の神が融合 そもそも「龍」は古い時代から中国や日本の美

寝てる猫の背中にガムで描く?端正な白磁に大胆な裂け目?コロナ中にパワーアップしたアート続々✨

文化庁の派遣で海外にしばらくの間滞在して制作にいそしんだりインスピレーションを湧かせたりした美術家たちの展覧会「DOMANI・明日展」(国立新美術館)にお邪魔したところ、なかなか刺激的な作品が並んでおりました。まずはガムの作品から。 つあお 大田黒衣美さんのこの写真作品、なんか変わってますね。 まいこ 写ってるの、チューインガムなんですよね。 大田黒衣美《sun bath》展示風景 つあお そうなんですよ。会場で作品のすぐ近くで見て初めて気がついたっていう間抜けなたわ

色香は肌身離さずに✨お洒落なミニチュアボトルで携帯しましょ!

「香りの器」って何だろう? 企画展のタイトルにそんなことを思いながら、つあおとまいこはパナソニック汐留美術館を訪れました。古代ギリシャから現代日本までの器がずらり。「香り」を入れておく器の数々だったのです。 一歩足を踏み入れると、そこは宝石のような香水瓶の世界。香水好きのまいこは無我夢中に! つあお このピンクの瓶、すっっっっごくちっちゃいですね。 「香りの器 高砂コレクション展」展示風景(パナソニック汐留美術館) まいこ ほんとだ! 最初に会場を回ったときに撮った写

「鍋島」に描かれた7つの壺の謎。勝手に推理!そしてお皿からは食べ物が?!

サントリー美術館の「美を結ぶ。美をひらく。」展を訪ねた2人。つあおは1枚のお皿の前で立ち止まり、じっと眺め始めました。 つあお このお皿、なんで壺が描いてあるんだろう? まいこ ????? きれいなお花とかならわかるけど、謎ですね。 つあお しかも7つも。よく見ると背景が面白い。 まいこ 波々になってる。もしかして、「墨弾き」(すみはじき)の技法が出てるのは、この波のところなんですかね。 《青磁染付七壺文皿》(18世紀、径20cm、鍋島藩窯、サントリー美術館蔵)展示