秋田で踊る画家の「日常」を描いた木炭画がVOCA賞@上野の森美術館
VOCA展2024(上野の森美術館、3月30日まで)でVOCA賞を受賞した大東忍(だいとう・しのぶ)さんの《風景の拍子》は、4m近い横幅の画面に木炭のみで描いた作品だ。 木炭はデッサンで使う画材というイメージがある。あえて木炭のみで描いた絵画の魅力はどのように創出されたのか。プレス内覧会で大東さんに話を聞く中で、考えを巡らせてみた。
秋田の日常の夜を描いたという。大東さんが日々暮らしている近くの風景だ。ただし、実景のある瞬間を捉えたわけではなく、たくさんのスケッチや写真を組