岡本太郎のギョロリとした目ににらまれるととても楽しい
東京都美術館で開かれている「展覧会 岡本太郎」を訪れた。これまで川崎市岡本太郎美術館や東京・青山の岡本太郎記念館、数年前に東京国立近代美術館で開かれた「生誕100年 岡本太郎」展などでかなり多くの岡本太郎(1911〜96年)の作品を見てきたにもかかわらず、ここでも新しい「発見」があった。そうした経験をさせてくれるのは、企画を十分に練り上げるキュレーターの力があってこそだと思う。今回発見させてくれたのは、太郎の作品に「にらまれる」ときに持つ特殊な感覚である。
のっけから、本流