夏の夜 コンビニ 風鈴

夏。
暑い廊下からエアコンの効いた部屋に入るときのそれが夏。汗をかいて帰ってきてすぐシャワーを浴びてアイスを食べる。開け放した窓からどこかの家の風鈴が聞こえる。ちょうどいい風が木をゆらす。

今日、友達ふたりから私に似ている人を見たと言われた。一人は直接、一人からはラインで。
わたしと似ている女の子二人が息をしている世界。彼女たちも今日アイスを食べただろうか。

テストが終わった。わたしにもみんなと同じ大きさの机と椅子と、一枚の回答用紙が与えらていることが嬉しい。

江國香織さんの「落下する夕方」を帰りの電車で読み始めた。穏やかで今の季節にぴったりで、風に揺れるカーテンみたいな小説。

お散歩がしたかった。昼寝から覚めて雨が降っていたから諦めた。

くすんだ紫のマスカラを買った。

ネトフリにスパイファミリーの新エピソードが載っていなかった。第一クールが終わったらしい。オワッタ。どうしよう。でも10月に第二クールが始まるらしい。同じく10月に始まるチェンソーマンのアニメのことを思い出す。10月までは生きる理由がある。

ノンアルウメッシュ、要は梅ソーダのジュースが飲みたい。コンビニに買いに行こうかな。夜が特別になる季節。夜、コンビニってだけでここまでワクワクできるのは夏だけ。

それでは聴いてください。Indigo la endで、「夏夜のマジック」。

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