【日記13】3月17~23日=泣きながら「きんつば」を食べ、通訳解雇の話題に興味を示し、映画「オデッセイ」に感動
◆3月17日(日)=暴力、暴言などのスポハラにNO!
「NO!スポハラ」サミットを取材した。
スポハラはスポーツハラスメントの略語で、スポーツの現場における暴力、暴言、ハラスメント、差別などを指す。
2023年(令5)4月25日、日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会など、スポーツ主要6団体が、「だれもが安全・安心にスポーツを楽しめる社会」を目指すため活動を始めた。以来、約1年間の活動を振り返るとともに、今後の課題などを話し合った。
メニューは次の通り。
◆3月18日(月)泣きながら「きんつば」を食べる
泣いた。全俺が泣いた。
会社でDリーグ、SEPTINI RAPTURESの原稿を仕上げていた。前編に続いて、後編を書き終えて保存したところ、前編のページに後編を上書きする形になり…つまり、前編がすべて消えてしまった。
それに気付いたらとき、悲しみも怒りもなく、ただ茫然とした。
落ち着くため、同僚に土産でもらった「きんつば」を食べた。甘くて、おいしかった。
センバツ高校野球が開幕。3試合中2試合がタイブレークと、新基準の低反発バットの影響は大きいのかもしれない。
◆3月19日(火)
東京駅で打ち合わせ。
4月から高校野球に関連する連載をスタートするが、その次の企画を検討している。多くの読者に読んでほしいことはもちろんだが、スポーツ界、世の中にとってプラスになる記事を書き残したい。
学生時代はバレーボールに打ち込み、就職してからは主に野球を取材し、人生を通じてスポーツに関わってきた。残りの記者人生、スポーツ界の発展に少しでも貢献したい思いは強い。
若い頃は他紙にない記事を書くことばかりに気を取られていた気がするが、今はそういう思いはまったくない。
打ち合わせ後、それほど空腹ではなかったが、東京駅にくると「インデアンカレー」に行きたくなる。巨人担当時代、芦屋で覚えた味。たまに食べたくなる。
◆3月20日(水)松井裕樹が大リーグデビュー
パドレスードジャースが韓国で行われた。パドレスはダルビッシュ有投手が先発し、ドジャース大谷翔平と対決した。
パドレス松井裕樹投手が大リーグデビューを果たす。ABEMAテレビで見ていたのだが、ゆっくりと投げる松井投手のとき、ピッチクロックの表示計が気になって仕方なかった。
昼は高校野球、夜は大リーグと、ようやく春の到来だが、まだ寒い。
◆3月21日(木)まぐろ脳天、のど、もずく&セロリの天ぷら
朝、目を覚まし、布団の中でスマホを見ていて驚いた。
ドジャース大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が解雇された。この時点で球団は理由を明らかにしていなかったが、米メディアによれば違法なスポーツ賭博に関わっていた疑いがあるという。
1919年のブラックスソックス事件、1989年にはピート・ローズが永久追放処分を受けるなど、大リーグとスポーツ賭博の関わりは大事件に発展してきた。今後どのようになるか気になる。
夜はDリーグのラウンド11を取材した。
会社に戻って写真を処理した後、K先輩と食事をしながら打ち合わせ。
築地の名店「のみたや」で、まぐろ脳天、のど、もずく天ぷら、セロリの天ぷら。
◆3月22日(金)=珍しく二日酔い
珍しく二日酔いで、午前中は動けず。昨日はK先輩と飲んで帰宅した後、もう1杯飲みたくなってしまった。
この「もう1杯」のプラスアルファは絶対に避けなければいけない。反省しながらシャワーを浴びて、熱いお茶を飲んで、気合を入れ直す。
午後から会社で打ち合わせ。
原稿を処理して、夜は北千住で会食。ここ数日は、水原一平氏の解雇の話題が多い。
大リーグでは、通称「ルール21」といわれる第21条でギャンブルに関する禁止事項を記載している。❶野球に関する賭博は出場停止1年❷自軍チームへの賭博関与は永久追放処分❸違法賭博への関与はジャンルに関係なく完全禁止でコミッショナー権限で状況を勘案しペナルティーを決める。
◆3月23日(土)「I got him!」
寒くて外出する気にならない。
午前中に集中して原稿を書き、午後からNetflixで映画「オデッセイ」を観る。
火星に残された宇宙飛行士が生き残るストーリーで、最後に仲間が救出に成功したとき「I got him」のセリフに感動する。
主演マット・デイモン、監督リドリー・スコット。