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利賀まで一人自転車旅 一日目

田町〜甲府市

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(それぞれgoogle mapとnavitime参照)

コロナが落ち着きを見せ始めた夏のとある日、自転車で富山県にある利賀村に向けて出発しました。
スタート地点は田町駅から。
一日目の目標地点は西に約140km進んだ甲府市です。

少し走らせると三田キャンパスが見えてきます。
近くには東京タワーがあり、その周辺を高層ビルが覆うように立ち並ぶ、都会っぽさを感じる街並みです。
無事また戻ってこられることを祈りつつ、三田を後にします。

三田を離れた後もしばらくは都内を走ります。恵比寿や代官山、三軒茶屋、世田谷など、聞き馴染みのある地名を渡っていきます。電車だと一つ一つの距離は離れているように感じますが、自転車で走ってみると案外離れていないということを実感します。
一日の基本的なルートは事前にある程度覚えておくのですが、都内は分岐が多く、どうしても迷ってしまうので、こまめにマップや標識を確認しながら進みます。

多摩川を越え、しばらく進むと町田市に入ります。この辺りになると信号と信号の距離間隔も徐々に長くなり、走りやすくなってきました。
この日はとても暑かったので、水分、塩分、糖分補給を忘れず、休憩をところどころで挟みながらひたすら西に進みます。

相模原市に入ると関東平野も終わりを迎え、いよいよ上り坂が始まります。
相模川の源流に向かって川を沿うようにして進みます。
途中、津久井湖、相模湖といった大きな湖があり、そこに上がるまでにいくつかのアップダウンがありますが、坂道が苦手な私でも登れるくらいの勾配です。
と言いつつ、相模湖に着いた時にはヘトヘトでした。
日陰でアイスを食べながら、体力回復に努めます。

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一時間ほど経ったでしょうか。
相模湖をぼんやり眺めながら十分な休憩をとった後、再び甲府に向かって出発しました。
相模湖を出発した後はなだらかな上り坂が続きますが、信号も車の通りも少ないので、意外とスムーズに進みます。
緑に囲まれ、自然のパワーをもらいながら頑張ります。

日も陰り始め、夕方のチャイムが鳴る頃、この日最後の峠である笹子峠を上りきりました。
ここまでくれば後は下るだけです。
葡萄畑を視界に捉えると、といよいよ甲府に来たんだなという実感が湧いてきました。
建物の並ぶ景色が戻り、無事、甲府市街地の宿に辿り着きました。

シャワーを浴びた後、町外れのコインランドリーで洗濯物を回している間に地元の定食屋でご飯を食べました。
コインランドリーからの回遊効果ですね。
店員のおばちゃんには地元の学生さんだと間違われるくらいの庶民的な場所で、観光地に行ったり、名産品を食べたりするだけではなく、地元の生活を体験するのも旅の一つの楽しみだと感じました。

明日は二日目です。長野県に入り、新島々を目指すルートになります。
続きを読んでくださる方はこちらから。


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