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マラソン大会応援ソング、私的ベスト5!

いつもマラソンの話は「完走戦」ばかりなので、ちょっと違った角度から楽しくマラソン大会の話を書いてみます。
様々なことがあった2023年の年の瀬に「一笑」となってくださりますれば嬉しいです!

大会参戦の楽しみはいくつもありますが、その筆頭格の一つとして「沿道の皆様からの応援」があります。
応援といってもマラソン大会は当然屋外なので天候が良い時ばかりではありません。暑い時もあれば寒い時も、強風の時もあれば大雨の時もあります。どちらかといえば観戦として不都合な天候の方が多いのではないかという感覚さえあります。
しかし、どんな小さな大会でも、確実に応援してくださる地元の皆様がいてくださるのです。それもかなり、相当数のみなさま!
小さな子どもさんからご自宅の前に椅子を置いて観戦されているお父さま、お母さま。鳴り物を手に応援してくださる方々や、お庭でバーベキューをしながら観戦されているグループもあり、時には「食べていくか」なんて声までかけてくださるお家さえも!また、その地域の伝統芸能の舞だったり、和太鼓の演奏だったり、とにかく沿道を楽しく盛り上げてくださる。マラソン大会は確実に長時間になるので、本当に頭が下がる思いです。
応援はどんなものでも嬉しいのですが、特に「ナイスラン!」とか「ナイスフォーム!」なんてお声がけくださると、本当にその気になってくるので、嬉しいお声がけの一つ。
そう言えばもう10年以上も前の話ですが、ある大会で、年のころ3〜4歳の子どもさんに「オジイちゃんガンバレ!!」なんていう可愛い応援をもらったことがありました。その時はまだ40歳前半だったので「嬉しい。。。けど、せめて“オジ”ちゃんくらいにしててくれないかな!」と、心の中で爆笑(苦笑?)しながら走ることに!
兎にも角にも、マラソン大会でいただく応援は嬉しいし楽しいわけです。

さて、今回の本題。
この応援の一つに、各地区の吹奏楽部のみなさんなどによる演奏や、沿道への大型スピーカー持ち込み、そして生歌など、さまざまな形での「応援の歌、曲」があります。
どんなスポーツでも同様ですが、特にマラソンは長時間、自身と向き合い、心身の限界に挑む競技なので、実は「ベタ」な曲ほど身に沁みるものです(個人比)。
前置きがだいぶ長くなりましたが、ここから私自身の経験から私感たっぷりに「マラソン大会応援ソング、曲ベスト5」を。ベスト5といってもランキングをつける訳ではなく、42.195kmの各地点で聞こえてきた曲を、その思い出とあわせて進めてみます。

1)スタート地点:「Runner」(爆風スランプ)
まずはスタート地点。
これは、2015年春に参戦した「東北風土マラソン&フェスティバル(宮城県登米市)」のこと。スタート時に、いきなりあの「ランナー」のイントロが流れてきて「ん?いい感じ!」などと悠長に構えていたら、なんとステージに「サンプラザ中野くん」が登場されたではないですか!
そして、ご本人が「ランナー」を歌ってくださる中での号砲!
 「走る 走る 俺たち!」
東日本大震災の復興が「まだまだ」途上という頃だったこともあり、とても勇気をいただいた、思い出深い1曲です。

2)ハーフ地点:「YOUNG MAN」(西城秀樹)
やはりこの曲を聴くと無条件に勇気が湧き立ちますね!
「北海道マラソン」ではハーフ地点付近で吹奏楽の皆さんが毎年演奏してくださっています。歌詞を口ずさみながら歩みを進めると、往年の秀樹さんの声が聞こえてきて、気合をいただくのです。
 「若いうちはやりたいこと 何でも出来るのさ」
“若い”って、何歳までだ!と、毎回、自分にツッコミを入れながら、結局「今」だろう、と思いきかせ、
 「ヤングマン さあ立ち上がれよ」。
後半へのねじ巻きに最高の一曲です。

3)30~35km地点:「全力少年」(スキマスイッチ)
いよいよ本格的にマラソンが始まる、という地点で聴けると嬉しい1曲です。
 「積み上げたものぶっ壊して」
 「あの頃の僕らはきっと全力で少年だった」
「いわきサンシャインマラソン」では35km過ぎでこの曲をかけてくださっている方がいて、いつもチカラをもらっています。かのエリック・ワイナイナさんがおっしゃっていた「30kmまではウォーミングアップ」。
そう、マラソンはここからが「全力」なのです。

4)37km地点:「ロッキーのテーマ」
マラソンのヤマを迎え、ここまでの走りがまさに「ボディーブロー」のように効いてきて「もうだめか」と思ってしまう頃に「最後の気合い」をいれてくれる1曲です。「つくばマラソン」では37kmすぎの辺りで大音量で流し続けてくださる方がいて、最後のスイッチオンのタイミングになっています。
ただ「本当に最後の最後のエネルギー」に火を灯してくれる曲なので、別の大会でのことですが、もうちょっと早い、30kmくらいの地点で流してくれると「あー、この曲、まだ早い!」と思いながら走る時も!

5)40km地点:「負けないで」(ZARD)
某テレビ局のマラソン企画恒例エンディングソング、というわけではないです(笑)。2014年1月に参戦した「いぶすき菜の花マラソン」でのこと。40㎞手前、すでにエネルギーを使い果たし、疲労困憊の状況で進んでいたところ、遠くのほうからこの歌が微かに聞こえてきたのです。足を進め、近くに来た時に目にしたのは、なんと小学校低学年くらいの女の子が、ポータブルカラオケセットのマイクを片手に歌ってくれていた姿!!
 「負けないで もう少し、最後まで走り抜けて」
通り過ぎた後もしばらく彼女の歌声が届いていました。
 「どんなに離れていても 心はそばにいるわ」

年も重ね、かの「テレビ」を見てもいちいちココロ動かすことはなくなりましたが、いざ、自身が「限界」を感じている場面でもらった歌声は、ど真ん中のストレート直球で心に届き、背中を押してくれました。
この後、もちろん無事ゴールできました。

あれからちょうど10年。
今ごろ彼女は中学生になっているかな?
生涯忘れ無いだろう一曲、歌声です。


以上5曲。
全くもって「ベタ」ベスト5だったと思いますが、いかがでしたでしょうか。
2023年もあと少し。
沿道からも、そしてこのnote上でも本当に多くの応援をいただきました。心から感謝申し上げます!

2024年も多くの地に訪れ、
マラソンも仕事も、応援、支援してくださる皆さまの想いに応えられるよう、全力で走り続けます!!


(2024.1.20 語調を変えて再掲しました)


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