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タスク管理は「鳥の目・虫の目・高速PDCA」×「タスケンダー」

遠くの目的地へ向かうときも、自分の仕事を進めるときも、「鳥の目(遠くをざっくり見る目)」と「虫の目(近くを詳細に見る目)」の両方が必要です。

目的地へ向かうとき、「鳥の目」だけでは、足元の石ころにつまづいてしまうかもしれません。かといって、「虫の目」だけでは、いつの間にかあらぬ方向に進んでしまっているでしょう。

なぜ「虫の目」だけではだめなのでしょうか。
それは、「虫の目」は情報量が多すぎて、目的地までの情報をすべて処理することができないからです。

情報処理の負荷を軽減するために、解像度が異なる2つの目を行き来することが必要なのです。

これは、コンピューターグラフィックスの分野で使われる「LOD(Level Of Detail)」という概念に似ています。

“LOD”とは、カメラからの距離に応じて描画の詳細度をコントロールすることで、情報処理の負荷を軽減する技術を指しています。

「鳥の目」「虫の目」の使い分けは、まさにこのLODと同じ役割を果たしています。

目的地に辿り着くには、このLOD(鳥の目・虫の目)に加えて、「高速でPDCAを回す」ことも必要です。

遠くの目的地へ向かうときは、どちらの方向に進むのかを小まめに確認しながら進むはずです。
これがまさに、高速PDCAです。

仕事においても、同様に、
①中長期の大きな戦略を作る(鳥の目)
②短期の詳細な計画を作る(虫の目)
③高速でPDCAを回す
の3つが重要です。

この3つの重要性は、個人のタスク管理でも、大型プロジェクトの管理でも、まったく変わりはありません。

しかし、この3つは、個人のタスク管理であっても、自然体ではとても実行不可能です。

脳内で処理しきるには情報量が多すぎますし、かといって、紙に書き出して考えるのも大変です。

したがって、タスク管理でこの3つを成立させられるかどうかは、情報処理の負荷を減らせるかどうかが肝となります。

「LOD×高速PDCA」をごく自然に実践できる、数少ないタスク管理ツールの一つが「タスケンダー」です。

タスケンダー

タスケンダーは、「タスク+スケジュール+カレンダー」を一言に圧縮した私の造語です。
造語であるにもかかわらず、ChatGPTで回答が返ってきたときは驚きましたが。

これまで、さまざまなタスク管理ツールを試してきましたが、タスケンダー以外に適当なものは一つも見つかっていません。

タスケンダーは、ガントチャート(鳥の目)、日々のスケジュール(虫の目)を自然に行き来でき、スケジュール更新にもほとんど時間がかからないので、高速PDCAが確実に回るようになっています。

この記事で書いた「鳥の目・虫の目・高速PDCA」×「タスケンダー」は、現時点においては、私の「タスク管理の結論」になっています。

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