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スイングパスの確認

「スイングパス」とはスイングの通り道、軌道のことです。

今回はテイクバック(バックスイング)から
トロフィーポーズで切り返して
フォワードスイングまで説明したいと思います。

まずはテイクバックからです。
トロフィーポーズに至るまで
ラケットの軌道は人によって様々な経路、タイミングで
トロフィーポーズまで上がってきます。

テイクバックしている本人さえ
どうしているか分からない事があります。
そんな方はラケットが迷子になっています。

迷子にしないために
経路を決めていきましょう。

一例として動画を参考に進めます。

体幹側から動作を始めるので肘から上げるようにします。
肘の高さは両肩と肘が一直線になるようにします。

肘の角度が90度ぐらいあれば
上腕の外旋でラケットがの体の前を上がっていき
打点を見上げている視界の隅にラケットが入って来ると思います。
その後、ラケットヘッドは頭上を通っていきます。

迷子のラケットは見つかりましたか?

もし視界に入ってこなければ
肘を背中側に引き過ぎているか、
肘の角度を90度ではなく開き過ぎなどです。

途中で視界から外れたら
肘が落ちていないかチェックしてください。

動画では構えの段階で肘をある程度曲げてあり、
トロフィーポーズでは90度になっています。
前腕とラケットの角度は常に
130度から150度ぐらいに保っています。

初めから形を作っておくといいと思います。

トロフィーポーズまで決まったら
切り返してフォワードスイングに入ります。

ここからは「8の字スイング」の軌道に乗せていきます。
記事の「8の字スイング」
動画の「8の字スイングの素振り練習」を参考

トロフィーポーズまでラケットヘッドは頭上を通して上げたので
そのままの流れで背中側にループを描いて行きます。

フォワードスイングのひねり戻しで肘が進めば、
ラケットヘッドは慣性で取り残されますので後からついてきます。
これが背中側での8の字のループです。

ここはヘッドダウン(ラケットダウン)のところで
上腕の外旋が最大になり、続けて前腕の回外も最大になります。

上腕の外旋01

注意したいのはループができないからといって
肘をたたんでしまうことです。
ガッチリ90度を保持する必要はありません
内側に少し曲がるくらいは大丈夫です。
しかし完全に曲げないでください。
そうでないと、上腕の外旋が起きにくくなります。

ループは大きいから良いというわけではなく
コントロールできなければただの大振りです。
自分では見えないため動画撮影で確認が必要です。

ヘッドダウンに続いて
肘を伸展させグリップを上げながら
上腕の外旋位、前腕の回外位から
上腕の内旋、前腕の回内でラケット面を開いていきます。
これが前側の8の字のループです。

注意点は前腕とラケットの角度はコンタクトまで
130度から150度ぐらいに保つことです。
遠心力である程度伸びてしまいますが、
伸びきってしまうと内旋と回内をしても
ラケットヘッドはループを描けなくなり、その分加速しません。

角度によるループの差

その後はフォロースルーとなるので8の字ループは切れます。

自身のスイングパスを確認してみてください。
サーブの再現性の向上につながりますように。
では。


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