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テーマ別で自分流のnoteの書き方をまとめてみた

継続的にnoteを書いていると、「どうやって書いているの?」「テーマはどんな風に発想しているの?」という質問や「書きたいんだけど、なかなか筆が進まない…」という相談を受けることがあります。

ぼく自身も、最初は全然わからなくて、たくさん書いている人を見て「すごいなー」と思ってました。ただ、わからないなりにいろいろ試してきたように思います。

様々なタイプ・テーマのnoteを書いてみることで、ようやく最近は自分の書き方が定まってきました。

そこで、現時点でのぼく流のnoteの書き方を記してみようと思います。

ぼくの場合はテーマによって発想の仕方や書き方が異なるので、テーマを大きく4つに大別した上で、どのようにテーマを思いつき、どうやって書いているかを記してみます。

このnoteが「書きたいけれど、書けない」人にとって、何かのきっかけになることを祈って。

—4種類のテーマ—

まずは、ぼくが書いているnoteを4種類に大別します。あくまでぼくが書いているnoteはこの4種類の場合が多いです、という程度のものでしかありません。ご承知おきください。

1. 好きなものを推すnote

ぼくは自分の好きなものについて語ることが好きで、そのようなテーマで書いたnoteがいくつかあります。

内容としては、「なぜぼくはそれを好きなのか」を言語化し、構造化した上で熱を持ってそれを語っているもの。例えばこんなnoteです。

2. 情報をまとめたnote

こちらは、ぼくが知っている情報や聞いた情報をまとめたタイプのnoteです。情報提供の意味合いが強いです。

例えば、こちらのnoteです。

3. 考えたことを記すnote

ぼくの思考を記したnote。このタイプのnoteが一番多いと思います。

ぼくの個人的な経験を一般的・普遍的な枠組みによって解釈するような場合がほとんどです。これはぼくの思考の癖かなと。

例えばこんなnoteです。

4. 感じたことを綴ったnote

脈絡もロジックもなく、つらつらと自分の気持ちを綴ったnoteです。本数も少なく、個人的には書きたいけれど中々書けないタイプのnoteです。

例えばこちらのnoteです。

—発想の仕方—

1. 好きなものnote

これについては単純で、「推したい好きなもの」があればOKです。ぼくの場合、「ぼくは大好きだけど、世間では誤解されてたり注目されていなかったりするなあ、もったいない」と思うと、「書きたい!推したい!」と思えます。

このタイプについては、「ネタが思いつかない」というより、どちらかというと「自分程度の『好き』で、偉そうに語っていいのかな…」といった心理的ハードルが強いように思います。

ぼくも同じように感じるときもありますが、好きなものを「好き!」と言っている姿は、とても尊いもの。ぼくはいろんな人の「好き」を聞きたいと思います。

2. まとめnote

情報をまとめるnoteの場合、自分が知りたい情報を調べてまとめるパターンと、自分が知っていて、誰かに知って欲しい情報をまとめるパターンの2つがあります。いずれにせよ「問い」が重要です。

前者の場合は、自ら情報を調べる手間があるものの、好奇心さえあれば問いを見つけるのは比較的簡単です。

一方後者は、自分ではなかなか気付けない場合や、「もっと詳しい人がいる」と尻込みしてしまう場合も多いように思います。そこさえ乗り越えられれば、情報は自分の中に眠っているので、書きやすいかと思います。

誰かにインタビューしてもらうことで、自分が持っている情報の中で届ける価値のあるものを探ってもらうのもありかもしれません。

3. 考えたことnote

このタイプのnoteの発想方法が、一番説明しにくいです。ごめんなさい。

大事な要素は、本を読んだり記事を読んだりと何かしらのインプットをしていること、そして移動時間やお風呂の時間といった隙間にそのテーマについてぼんやりでも考えていること、が上げられるように思います。

いろんな方向からのインプットをし、それを頭の中で熟成・発酵させているとふっと下りてくる、みたいなイメージ。抽象的ですみません…笑

ただ同時に思うのは、人は意外と普段からいろんなことを考えているのでは、ということ。なので、必要なのは発想することよりも、考えたこと・閃いたことをきちんと掴まえて言葉にすることや、その発想のタネを膨らませることなのかもしれません。

4. 感じたことnote

感じたことをつらつら綴るタイプのnoteについては、そもそも目的が人に何かを伝えることではなく、自分の感情のケアや整理だったりします。

沸き起こってきた自分の感情をしっかりと味わい、丁寧に向き合っていくことで、少しずつ言葉が紡がれていくように思います。

日頃から感情の解像度を上げること、また感情的なインプット(小説とか映画とか)を増やしておくと、自分の感情に気づきやすくなるかもしれません。

—書き方—

書き方については、感じたことnote以外はだいたい同じ。

ぼくはだいたい3回に分けて(①〜③)、ステップで言うと6ステップくらいに分けて1本のnoteを書いています。

①-1 書くテーマが浮かんだら、noteを立ち上げてタイトル部分にテーマを入れる
①-2 ざっくりとした構成案・骨子を下書きに書く
②-1 構成を見直して、わかりやすくするため削除・追加・順番を変える
②-2 構成に従って内容を書く
③-1 文章を校正しながら重要な部分を太字にする
③-2 トップ画像を入れて、タイトルを練り直して仕上げる

3回に分けるというのが結構大事。構成ができたあと、内容ができたあとに1回寝かせる時間を必ず作っています。

自分の文章を客観的に見ることって結構難しいので、一度冷静になって改めて見返すことを習慣にしています。

作業を細かく分けることで、一つ一つの作業にとっつきやすくするというメリットも。

では、それぞれのタイプに特徴的な書き方は、以下です。

1. 好きなものnote

このタイプは、構成が一番のポイントだと思います。好きなものについて語っているときって、どうしても主観的でわかりにくくなってしまいがち。

「なぜそれが好きなのか」「どんなところが好きなのか」をなるべく客観的に言語化・構造化して構成するようにしています。また、どうしてもたくさん語りたくなってしまうので、書かないことを決めることも大事です。

逆に枠組みさえ作ってしまえば、内容はいくらでも出てくるので、気持ちの赴くままに書いています。

タイトルやトップ画像も、ストレートに書くのがもっともわかりやすいので、あまり困りません。

2. まとめnote

構成の作り方は1. 好きなものnote と同様で、構造化が大切です。情報を整理し、場合によっては図・表などを使うことで、知らない人にとってもわかりやすいnoteになります。

また、このnoteで届けているのは情報であり、自分の意見ではありません。だからこそ書き上げるときには、可能な限り誤解や齟齬がない表現を心がけています。

言葉の定義を明確にしたり、不用意な断定的表現を避けたりと、読み手のことを考えて表現の細部まで気を使っているのは、このタイプかもしれません。

3. 考えたことnote

このタイプのnoteの構成は、演繹的な構成で作ることが多いです。いわゆる三段論法的な、「AならばB。BならばC。故にAならばC。」みたいなやつ。

もちろんこんなに単純に整理できないことも多いですが、論理構造をなるべくシンプルにすることは心がけています。

構造は大きいものから、ピラミッドのようにどんどん小さくなっていくので、文章を書いていく段階でも小さな論理構造を意識するようにしています。ともかくロジカルに。

また、このタイプのnoteは内容が抽象的でわかりにくくなりがち。なので、なるべく具体的なエピソードや発言を盛り込むことで、イメージしやすくする工夫は必ずしています。

4. 感じたことnote

こちらのnoteは、書き方がそもそも違っていて、構成を作らず一気に書き上げます。感情はそのタイミングで掴まえることでしか、捕らえられないと思うからです。

書いているときも論理はあまり気にせず、自分の気持ちを見つめて、それを何かしらの形で言葉にして、また自分の気持ちを見つめて、ということを繰り返しながら書きます。

なんとなく意識しているのは、感情を別の言葉や表現に言い換えること。例えば「寂しい」という気持ちを描写したいときには、直接「寂しい」と表現するだけでなく、そのときの自分の気持ちにしっくりくる言葉や情景・言動などによって「寂しい」気持ちを描写するようにしています。

これからもnoteでいろんなことを試したい

あえて単純にまとめてみると、発想の段階ではハードルを下げることと、普段の思考や感情を掴まえることが大切。書く段階では、わかりやすくロジカルな構成づくりと、客観的な表現を大切にしています。

表にするとこんな感じです。

無題のプレゼンテーション (2)

noteを出すときには毎回、「今回はこれにトライした」というチャレンジを一つでもするように心がけています。自分の表現の幅を広げ、表現を深めていきたいからです。

引き続き、いろんなテーマで、いろんな書き方を試していきたいなあと思います。

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