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やりたいこと100個挙げたら、自分の嫌いなところが1個見つかった

みなさんは、やりたいことリスト100ってやったことありますか?

元ネタは、ロバート・ハリスさんの『人生の100のリスト』。(ぼくは読んでないんですが笑)

「”人生でやりたい100のリスト”は、自分自身の生き方を見つめ直しやりたいこととやるべきことを明確にしてくれる人生の羅針盤だ」そうです。

先週末、ぼくは初めてやりたいことリスト100を作ってみました。それによってやりたいことが明確になったのはもちろんですが、同時に自分の嫌いな自分が見えてきてしまいました。思わぬ副産物。

今回は、やりたいこと100個作った記録と、それによって気づいた嫌いな自分の記録です。

日常の中で、新しいことにチャレンジしたかった

ここ数週間、良くも悪くも安定してるな〜という感覚がありました。安定は決して悪いことではないと思うのですが、インターンでも大学でもそれ以外でも、いつも通りの毎日が進んでいる感覚。

そんな話を、インターン先cotree平山さん茂木さんとの1on1で話していて、もっと日常的に、新しいことややってみたいことにどんどんチャレンジできたらいいよね、という話になり、やりたいことリスト100を作ってみることにしました。

やると決めた時は、「やりたいこととかいっぱいあるタイプだし、100個出すとか余裕やろ」みたいな気持ちでした。イキりがすごい。

ぼくのやりたいこと100、一部公開!

所要時間は、約2時間。ぼくのやりたいこと100の一部を公開します。「これ一緒にやりたい!」みたいな連絡も待ってます。(こっそり)

2. 新婚旅行で世界一周する
3. マダガスカルへ行く
4. インド行く、ガンジス川
5. もう一度留学行く、1年くらい
6. サックス習う
7. アートを習う、できるようになる
8. 家に好きな絵を飾る
9. もう一度フルマラソン走る
10. キャンプ行く
12. 無人島へ行く
13. 家を漫画で埋め尽くす
14. お笑い芸人になる
15. ラップする
21. 詩を書く
22. 短歌を書く
23. MoMAへ行く
25. スター・ウォーズ全部見る
28. 生け花をやる
29. 家を作る、一部でもいい、DIYする
32. 母と父に何かプレゼントする
33. サッカーの試合を誰かと見に行く
35. 坐禅する
37. バンジージャンプかスカイダイビングする
38. きつめの登山する、3000mくらい
39. 中村彬裕を囲む会をやる
42. 妻の出産に立ち会う
43. 育児を一生懸命やる
44. 応援している団体に定期的に寄付する
46. 動物・植物を育てる
47. 英語をノンストレスで話せるようになる
49. 週末鎌倉旅行
50. 救急救命を習う、最低限で良いけど
53. 気仙沼ツアーをする
55. BBQする
58. 演劇をちゃんとやる
59. フットサルする
60. バンド結成してライブする
62. 一人旅をして、旅中に出会った人と仲良くなる
64. 木工する、木から何か作る
66. 自分の好きなインテリアで家を飾る
69. ダンス習う
70. 沖縄に住む、できれば離島
71. 大阪に住む(京都でも可、関西)
73. オリンピックに出る
74. もう一度大学生する、サークルとかに入る
81. サーフィンやる
82. ダイビングする、魚に囲まれたりイルカと一緒に泳ぐ
84. 野生の動物(ライオンとか牛とか)を近くで見る
89. DJやる、トラック作る
91. 仕事で使えるわかりやすい武器を身に着ける
93. ちゃんとした占いをしてもらう
96. RADかミスチルのライブに行く
97. 宇宙に行く
98. ギターを弾く、習う
100. ピアス開ける
101. 釣りする

これが、想像よりずっとずっと大変でした。20個くらいでもう詰まったし、半分過ぎたあたりからは、1個出して考えて、の繰り返し。ラスト20個に30分くらいかかったんじゃないかな。

なんとなく「やりたいこといっぱいあるな〜」と自分では思っていても、いざリストにしてみるとそんない数は多くないことがわかりました。

「やりたい」より「できるようになりたい」

そしてやっていく中で気づいたのは、「〇〇をできるようになる」とか「〇〇を習う」がとても多いこと。例えばこの辺。

6. サックス習う
7. アートを習う、できるようになる
47. 英語をノンストレスで話せるようになる
50. 救急救命を習う、最低限で良いけど
58. 演劇をちゃんとやる
69. ダンス習う
91. 仕事で使えるわかりやすい武器を身に着ける
98. ギターを弾く、習う

もちろん項目・内容によるけど、多くの場合、ぼくの中には、「やりたい」気持ちより「できるようになりたい」気持ちが強いようです。

「楽しそうだからやってみたい」ではなく、「これができたらかっこいいから、できるようになりたい」。

これは裏返すと、やってみたいけれどできないことは、やりたくない・やらない、ということでもあります。

できる・できそうだから、やりたい。上手になれたら、やりたい。できないこと・下手くそなことは、やりたくない。

ぼくの中では、やりたいかどうか、好きかどうかと、「できる/できない」がどうしようもなく密接に結びついているようです。

ぼくは「下手くその達人」にはなれない

関連して、思い出した記事がありました。

オンラインの記事は割とよく読む方なのですが、この部分を読んだ時、ぼくはオンラインの記事で初めて、泣きそうになりました。長いけど、引用します。(最後まで読むには有料会員にならないといけませんが、引用は全て無料部分です。)

ちょうどそのころに読み始めたのが、アメリカ人作家の『(It’s Great To) Suck At Something(なにかに下手くそなのは素晴らしいことだ)』という新刊だった。

作者のカレン・リナルディは大手出版社で責任ある立場にあるベテラン編集者であり、映画『マギーズ・プラン(Maggie's Plan)』の原作『The End of Men(男らの終焉)』を書いた作家であり、男性作家と結婚して2人の子供を持つ母親でもある。

こういった表層的な部分だけ見るとリナルディは何でもできるスーパーウーマンのようだが、実はどんなに努力しても下手くそなものがある。40代でサーフィンにぞっこん惚れ込み、1年のうち8ヶ月サーフィンをする生活を17年続けているのに、いまだにものすごく下手くそなのだ。謙遜ではない。本当に、徹底的に、驚くほど才能に恵まれていない。なんせ、初めて自分で波に乗ったのが、サーフィンを始めて5年後のことだったというのだ。

ふつうの人なら、それほど才能に恵まれていない場合には5年も待たずにやめる。だが、リナルディは下手くそでもサーフィンが大好きだったのだ。だから、大好きなサーフィンができるようなキャリア変更をし、家族を説得し、貯金の大部分を費やしてコスタリカの海沿いに土地を買って人生そのものをサーフィン中心に変えてしまった。冒頭のツイートで「40代でチェロを始めてもプロになれるわけでなし、人生で何の役に立つのか?」と質問した人にとってはリナルディの人生は想像の域を完全に超えているだろう。

ぼくには、絶対こんなことできない、と思いました。

下手くそなこと、できないことを好きでい続けることは、ぼくにはできない。下手くそなことは、やりたくないし、続けられない。

何が足りないのか、なんでなのかは全然わからないけど、ぼくは「下手くその達人」にはなれそうにありません。

そんな自分にちょっと絶望して、またこの方に圧倒的な羨ましさを感じて、ちょっと泣きました。(ちなみに東京駅の構内で読んでましたw)

できる/できないに縛られて生きている

思い返してみると、日常の中でも、ぼくはできる/できないに縛られながら生きています。

「カラオケは楽しいけど、歌が下手だから、行きたくない」
「英語で話してみたいけど、できないと恥ずかしいから、話さない」
「卒論どう進めたらいいかわからなくなってしまったけど、それを相談するとできないと思われてしまうから、放置する」

大きな要因は、「他人の目を気にしている」ことがあると思います。

できないと認められないんじゃないかと思ってしまう。バカにされるんじゃないかと思ってしまう。

そしてそんな自分は、全然好きじゃありません。そんなの気にしないでやったらいいのに、と思う。誰もバカにしないよ、バカにされたとしても関係ないよ、と思う。他人に対しては気にしないんだから、とも思う。

それでも無意識に染み付いているこの価値観は、なかなか頑固者なようで。こんな自分に気づき、変えたいと思っても、なかなか変わることができません。

変えることはすぐにはできなくても、そんな自分もひっくるめて受け入れて、愛して、うまく付き合っていけたらいいなあ。

写真はリスボンの海岸で、ギターを弾くおじさん。ギターも「できるようになりたい」ことの一つ。

cotree advent note 87日目?

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