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一歩一歩積み上げていくしかないので、その歩みを楽しみたい

新卒としてツクルバに入って、約4ヶ月。

この8月に本配属が決まり、カウカモという中古リノベマンションの流通プラットフォームサービスで、マーケティングの仕事をさせてもらうことになりました。

これまでほとんど経験がない部署に配属となり、期待と不安が入り混じりながら過ごした2週間。

右も左も分からない現状はとてももどかしく、「こうありたい」状態とは程遠いです。そんな理想と現実のギャップに苦しくなることも多々あります。

でも、そんなずっと先の理想と今を比べるのは自分を苦しめてしまうだけなので、やめることにしました。

理想は理想として眼差しを向けつつ、日々の歩みに、昨日と今日の変化に、そしてその歩みを共有できる仲間に目を向けたいです。

赤ちゃんに戻ったような感覚👶

マーケチームに配属された新卒は、ぼくだけ。ぼく以外の皆さんは他社でマーケ経験を積んだ上で中途入社した経験者の方々。

なので当然スキルも知識も、ぼくの何百倍もあります。

チームのメンバーがすいすい〜っとやってることの一つ一つを、ぼくがやるにはめちゃくちゃ考えて意識しないとできなくて、そのアウトプットも当然皆さんには遠く及びません。

チームの皆さんとても優しく関わってくれるのですが…ゼロから生まれ直しているような気持ちをどうしても感じてしまいます。

留学のときも、同じような気持ちになったなあ

そんな気持ちを感じているときふと、かつて同じような感覚を持ったことを思い出しました。

3年前、オランダに留学していたときです。

相手の言葉を理解することもままならず、自分の思いを伝えきれず、生活するのにいっぱいいっぱいで、本当に赤ちゃんに戻ったような気持ちでした。

そしてその時のぼくは、赤ちゃんに戻ったのに高すぎる理想を追いかけようとして、自分で自分を苦しめてしまいました。

結果いろんなことを投げ出してしまい、多くの人の思いを無駄にしてしまったし、ぼくもしんどかった思い出があります。

その経験から学ぶこと、また同じように自分で自分を苦しめないことが大切だなと気づきました。

そもそも比べる対象が違くないか?

考えたら当たり前なのですが、社会人経験もマーケ経験も何年も違うチームのメンバーと、社会人なりたてピチピチ・マーケ配属ほやほやの自分を比べるのがナンセンスだなあと。

例えるなら、赤ちゃんが自転車をすいすい漕いでいる人を見て羨んでいるような状態。

ギャップが大きすぎて、比較対象になりません。まずは掴まり立ちからできるようになろうね、と自分に言いたくなります。

もちろん自転車スイスイを理想の状態として描くのは、決して悪いことではないと思います。

でもそんな理想と今の自分の距離を測っていても、なかなか縮んでいる感覚が得られなくてしんどくなるだけなのかなと。

理想はあくまで方位磁針のように、目指す方向に進んでいるかを測る目安として、眼差しを向けることが大切なように思います。

手元で正しい努力を積んでいくしかない

赤ちゃんは赤ちゃんなりに、一つ一つの動作に意識を研ぎ澄ませてやるしかない。それは続けることで、身体化され習慣になっていくはずです。

まずはハイハイ、次は掴まり立ちと、一歩一歩進んでいくのが結果一番の近道です。

正しい努力を積んでいけば、いつかぼくも鼻歌まじりでスイスイ自転車で走れるようになれるはずです。

その一歩一歩の努力や進歩を、自分が一番認めてあげたいし、褒めてあげたいです。

成長実感にも依存しすぎないように

同時に思うのは、「成長している」「前に進んでいる」という実感にも依存しすぎないようにしたいということ。

新しい領域に飛び込んだばっかりの今は、やればやるほど成長が感じられて楽しいですが、いつかそれも頭打ちになる。

前に進んでいる感覚を得にくくなっても、楽しくご機嫌に生きていきたいです。

そのために大事なのは、ぼくにとっては仲間です。

「3歩進んで2歩戻る」みたいになっても、今の仲間とならそれすらも楽しめそうです。そんな人たちと出会えたことを、喜びたいなと思います。

毎日を楽しく過ごしていくために

理想も目標もモチベーションも、すべては毎日を楽しく過ごすためにあると信じています。

理想はあくまで理想として眼差しつつ、日々の一つ一つの精度を上げ、昨日よりもできることを少しだけ増やすこと。あるいは、それを分かち合える人と一緒に働けていることを喜びを大切にしていきたいなあと改めて思ったのでした。

写真は曇りのモンサンミッシェル。

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