だいすきな子がバイバイしてくれたから、今日はバイバイ記念日。
職場の同期に、好みど真ん中どストライク胸打たれまくりの顔をした女の子がいる。
かわいくてかわいくて、私はその子がだいすきだ。
しかも、男の人とはすぐ仲良くなれるのにあんまり男の人を恋愛対象として見つめられないところも100点をあげたい。
声もかわいい。アニメ声でふわふわしているから、私は最近その子のことを妖精さんなんじゃないかと思うときがある。
仕事をしているフロアは全く違うのだけれど、その子はよく私のいるフロアにくる。
私のフロアは小部屋が多い構造なので、姿を見る機会は少ないのだけれど、かわいらしい特徴的な声はとてもよくわかるので、同じフロアにいるのだと一瞬で気づく。かわいい。最高。
その子を見かけるとニヤニヤしてしまう。
私の中ではホクホクしてニコニコ顔のつもりなのだけれど、以前女子トイレの前ですれ違ったとき、じわーっとうれしさがこみ上げてきたので「あーしあわせだなぁ♡」と思って鏡を見たら、それはそれはニタニタした顔の気持ちの悪い私がいたことがあった。
そこそこの恐怖映像だった。
それからよろこびの感情は少しだけ取り出して微笑み程度に変換して、残りのよろこびは全て胸の内にしまっている。
いいのだ、べつに今よろこび全てを出せないとしても。
いつか、その子に「ずっとかわいいと思ってる!同期で一番!というか私がこれまで出会った女の子の中で一番かわいい」と言えるようになる日まで、しまっておくつもり。
そんな私の気持ち悪い感情を知ってか知らずか、その子はあまりあいさつを返してくれない。
「おつかれさま〜」と声をかけて頷きがかえってきたらいい方で、私がなにも発さなければスッと無言ですれ違うだけのときもある。
これがまあけっこう寂しいのだけれど、気持ち悪い感情を抱いている身としてはあまり強気にも出られないので、「いつかその子から話しかけてくれて、私が引くほどのながーい話をしてくれたらうれしいなぁ」なんてひっそり夢見ているだけにしている。
もしそんなことがあれば、私はたぶん天に昇ってしまうかもしれない。
うそ。いや、うそじゃないかも。
盛ったけど絶対にうれしいことにかわりはないわけだから。
それで、今日はタイトルの通り、その子がさっき自分からバイバイしてくれたので、浮き足立った私は今日を『バイバイ記念日』とすることにした。
遠かった。全然目の前じゃなかったのに、お互いをお互いの視界に入れた瞬間、いつもなら着ないようなロングのワンピースを着たその子が私に向かって手を振って、おまけに小さな声で「おつかれ〜〜.*・゚ .゚・*.」と声をかけてくれた。
おつかれの後のキラキラは、その子のほわほわした声の雰囲気の表現だと思っていただければ。
私(あっ!きょうもかわいい!コーヒー飲んでる!かわいい!天使!おつかれさまって言いたいけど遠いなぁ、こんなところから声かけるのってちょっと変だし、無視されるかもしれないな。頷いてすらくれない可能性あるもんな。コーヒー飲んでるから聞こえないかもしれないしな。私が気づかなかったことにしたらそもそも何も起こらないわけだし、無視されると傷つくし悲しいし立ち直れないからここは目を逸r
天使「おつかれ〜〜.*・゚ .゚・*.」手フリフリ
私「アッおつかれさま!!」
無事昇天 0(:3 )〜
我ながらきもちわるい。さすがとしか言いようがない。
だいたいすきな女の子に対してはこんな感じなのが私だ。
そうでなきゃ結婚する大事な友達のことを引きずってメソメソしたり、後追いLINEしたりしない。
この感じが全く男の人相手に起きないのも、私を私たらしめるところだ。
今日の仕事はよく分からないことが多くてなんだよ〜もう〜とやさぐれてたし、明日の朝はいつもよりも1時間出社が早いのに何時に仕事終わるの〜と不貞腐れていたのだけれど、天使のおかげで「この時間まで仕事でよかった♡」と思うことが出来た。
だから、今日は『バイバイ記念日』
ありがとう、マイエンジェル。
(部署の先輩たちの前で本当にマイエンジェルと呼んでいるのだけは絶対に本人にバレたくない。バレたら死ねる。つらみ。)
こんなに単純チョロ脳なザコぴよ人間なので、程よい転職先を運んできてください神様。
お願いしますね。
もう人生の荒波はいりません。
よろしくお願い申し上げます。
たのしく生きます