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LFCコンポストを始める ~捨てる生ゴミをどうにかしたい~ (#2)

とおるです。週イチ更新宣言の後、果たしてどうなるか?の2本目です。
1本目で書いたように、私の記事では、「東京で、どうやったら自然と接点を持てるか、どうやったら自然にふるまえるか」をベースに書いていきたいと思います。

2本目のテーマは「LFCコンポストを始める  ~捨てる生ゴミをどうにかしたい~」

生ゴミにまつわる、ため息

生ゴミ。時間が経つとクサイし、見るとげんなりするし、ここ東京の街なかではカラスがゴミ集積所の袋を器用に破り、散らかしているのを見ると、それだけでげんなりしてしまいます。
だからといって、生きていくのに生ゴミをゼロにするのは無理に近いように思います。手羽先の骨まで食べるのも、メロンの種を食べるのもきっと相当大変(というよりきっと無理)。
我が家は4人暮らしで、計ってみると1日約300グラムの生ゴミを出しています。

捨てる生ゴミを、どうにかできないだろうか?

とはいえ、生ゴミとて、もとは自然の恵み。どんなにストーリーがある野菜や果物でも、調理の過程で「食べられる部分」と「食べられない部分」に分けてしまった瞬間に、後者は生ゴミとなってしまう。前者は人間の命につながる一方、後者は要らないものと定義づけられてしまう。もとは同じなのに。私は、このことに違和感をずっと持っていました。

知った、出会った、LFCコンポスト

そんな中、もともとリスペクトしていた、ソーシャルビジネスを展開するボーダレス・ジャパングループから、コンポストが出ていることを知りました。「これだ、これこれ!」と思い、すぐ始めてしまったもの。それが、LFCコンポストです。

LFCコンポストの詳細は、ぜひ上記リンクをご覧いただきたいのですが、通気性のきわめて高い外袋に堆肥の元となる基材を入れ、日々生ゴミを投入してはかき混ぜていく。生ゴミの構成要素の90%ともいわれる水分が抜けていき、日々のかき混ぜにより酸素も与えながら、微生物が分解していく、というものです。
生ゴミを約20㎏(!)まで投入でき、投入後は3週間かけて堆肥として熟成する。
電気不要、場所はトートバッグ程度、音はしない。
まずは始めてみよう、とLFCコンポストとの生活が始まりました。

ようこそ、LFCコンポスト

そして来ました。子どもたちにも親しんでもらいたいので、コンポストを「コンキチ」と命名。
半信半疑で始めて1ヶ月、、、これは実に楽しい。良かったことは、

・捨てる生ゴミがほぼゼロになった。
・捨てる必要がなくなった生ゴミに、価値を感じてきた。
・東京での暮らしに、土に触る機会が出てきた。

大げさに聞こえるかもしれないですが、本当に捨てる生ゴミがゼロになりました。果物の皮、コーヒーがら、枝豆の皮、鶏の手羽先の骨、トウモロコシの芯(皮は繊維質すぎるのでNG)、日々分解が進んでいることを実感します。

ゴミ袋直行対象にならなくなった生ゴミを、容器に入れて取っておきます。分解しやすいように一口大に切るひと手間は増えました。しかし、これによって生ゴミに価値がでてきました。

我が家では子どもたちに「コンキチにごはんをあげる時間だよー」と言って、生ゴミをコンポストに投入し、混ぜる日々です。必然的に土のにおいや自然の変化に触れる場となり、これはとても良いと思っています。コンキチの日々の変化に触れながら、コンキチが生きていることを感じます。

LFCコンポストとの日々をこれからも綴っていきます

とはいえ、日々、「あっ、失敗したか!?」とか「白カビ出てきた、どうしよう」とか、LFCコンポストチームにLINEで質問したりしながら試行錯誤を進めています。
でも、自然は人間の思惑などおかまいなしなので、そんなプロセスも楽しみながらコンキチと付き合っていこうと思っています。

生ゴミは構成要素の90%が水分ともいわれている中で、焼却場での処分にも大変なコストがかかっているそうで、生ゴミを焼却して循環を断つのではなく、何らか新たな価値に変わっていけばいいなと思います。

「暗い話を暗くしても伝わらない。」

これは、とある社会起業家の方から頂いた言葉で、私も環境ビジネスを行う身として、すごく共感しています。ゴミを減らすために、窮屈な思いをするよりかは新たな価値への変化を楽しみたい。

もしもこの記事を読んで、LFCコンポストに興味持ってくださる人がいたら嬉しいです!この先、私の記事でも、何日目に何が起きたとか、書いていきたいと思います。


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