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円満に仕事を辞めるために

仕事の見つけ方については情報たくさんあるけど、辞め方についてはあまり情報ないですよね。仕事に生きづらさを覚えているくらいなら、思い切って辞める選択もありだと思っています。現在私は円満に仕事を退職し、転職先も決め新たなキャリアの準備を進めています。この経験から仕事を辞めるにあたってのポイントをいくつか紹介したいと思います。


1.辞めたい理由を整理する

まずは辞めるにしても次働くときに足かせにならないようにしておく方が生きやすいです。理由は人それぞれ対人関係、健康面、給与、キャリア形成等ありますが、辞める理由をネガティブな理由にしないことがこの後の動きやすさに関わってきます。現状の問題を分析するためにも、ひとつ辞める理由の軸を決めておくとよいです。

2.辞める理由を軸に対策を講じる

転職の際に見られるポイントが辞めた合理的理由と転職理由との一貫性です。辞めるにあたってまずは自分なりの策を講じてみることが大事です。もし、その策が上手くいけば引き続き働いていけるでしょうし、不可抗力など自分の手ではどうにもならないことでも、一定の自助努力で対策をしたことは、結果に関わらず転職の合理的理由になり得ます。

3.退職時期を決める

就業規定に沿って辞める時期を決めます。30日以上前の申し出というのが一般的な規定ではないでしょうか。賞与があるなら、退職時期を支給後にするなど考慮します。(私は会社への負担を配慮し支給前に辞めましたが笑)
退職願を提出し上長に意向を伝えると大体面談になりますので、話し合いの期間や引き継ぎ期間も考慮すると良いでしょう。 


4.退職願か退職届か

退職願が一般的に退職意向を伝える書面になります。その後面談等で待遇改善される可能性もあります。もし本気で辞めたい、引き止められたくもないなら退職’届’を出しましょう。会社の拒否権が失くなります。
ちなみに私は決意が固くキャリア形成のため早期に動きたかったため、退職届を提出しましたが、少々上長からお叱りを受けましたので、できれば退職願の方が円満に事は進むでしょうね(^_^;)


5.精神的に辛いときは

退職前に心療内科を受診し、診断書を発行してもらいましょう。傷病手当金の申請や失業手当の早期受給開始に役立ちます。今回は傷病手当金の申請については割愛しますが、傷病手当は在職中から休職した場合に受け取ることが出来ます。

6.退職前手続き

退職までに会社に雇用保険証、社会保険喪失証明、離職票の申請をしいつ頃に準備してもらえるか確認しておきます。離職票は退職後の発行になりますが、出来るだけ早く用意してもらう方が良いです。失業手当の申請に関わります。私は2週間待ったのでその分申請が遅くなってしまいました(泣)


7.退職後

ハローワークに行き失業手当の申請を行います。通常雇用保険に1年以上加入していれば、申請後7日と2ヶ月の待機期間後から受給対象日が起算されていきます。診断書があれば会社都合退職として7日のみとなる可能性があります。状況に合わせてハローワーク職員さんにご相談ください。

8.待機期間中の注意点

待機期間は無給になりますので、賞与や退職金、貯金を切り崩すことになります。またアルバイトにも制約があるため、ここが最大のデメリットかもしれません。


9.公共職業訓練を受講する

訓練開始日時点で失業手当の受給対象日が1/3以上残っていれば、訓練期間分失業手当が延長されます。待機期間中から受講開始となれば、その日から受給対象日となります。また受講料は教科書代くらいなものでお金を貰ってスキルを身に付けることができるので、民間のスクールに行くより割に合うと思います。

10.公共職業訓練の選び方

IT,DX関連が今後仕事に困らないという面でおすすめです。
基本的なスキルとしてWordやExcelが使えるレベルは必要ですが、選考は面接のみですので社会人としての常識的な受け答えが出来ればまず通ります。
ITスキルを専門とした訓練は都市部にあることがほとんどですが、交通費は出るので、その点は安心ですね。


11.IT関連がおすすめの理由

DX人材の増加のため政府が力を入れており、IT関連の講座数が増加の傾向にあります。ですので興味のある分野を見つけやすいというのがまず一つ理由です。
そして、IT分野に特化した就活支援、業界情報も無料で共有してもらえるので、民間ITスクールのように受講費を用意しなければならないという金銭的ネックがありません。
講座によっては、企業実習もあるので実務にも触れることが出来ます。

12.転職エージェントに登録する

自身の市場価値を知ることができ、転職市場の相場を聞くこともできます。ビズリーチなどだと企業から直接オファーが来ることもあります。
(職業訓練校で学んだことを経歴に載せておくと、声がかかりやすいかも?)

13.IT転職について

基本的に履歴書、職務経歴書はPDF。面接はオンラインが基本です。実際自分は全てオンライン完結でした。人材不足というのもあり売り手市場で20代であれば未経験でも挑戦しやすいのはメリットだと感じます。


まとめ

日本は申請主義だけど、上手く生きていくための手筈は整っていると思います。挑戦、夢、やりたいことは一度やってみて、ダメでもやり直せる道はあるのでこれを読んでくれた人が、勇気を持って前に進んでくれたら嬉しい限りです。

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