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【税理士試験】簿・財・消の総合問題で高得点を狙うための3つのS

このnoteは私が税理士試験の受験生だった時代に書いていたブログのリライトです。現在の試験制度と違う情報があるかもしれませんが、その点はご了承ください。


税理士試験は理論問題(簿記論を除く)である第1問25点、第2問25点、そして計算の総合問題である第3問50点の構成です。第1問、第2問は学者の先生が、第3問は実務家の先生が作成されているようです。

この試験、もちろん満点など不可能です。競争試験ですので、他の受験生よりも1点でも多くもぎ取って上位10%に入ること、それが目指すべき「合格」という目標です。なお、ミニ税法は対象外です。

では、この目標を達成するためにはどのような戦略で試験に臨むべきか、ということを考えてみましょう。

試験の構成をもう一度見てみます。学者問題50点、実務家問題50点ですが、学者問題で高得点を狙うのはかなり難しいという印象があります。とにかくマニアックなもの多く、「その知識は、税理士の現場で必要か?」という観点など無視して、重箱の隅をつつくような出題意図不明の問題もたくさんあります。ヤマがたまたま当たったり、会計事務所の業務で実際に経験したような内容についてであればもしかすると高得点になるかもしれませんが、それを狙っていくことはほぼ不可能でしょう。

つまり学者問題は勉強をたくさんしたから出来るという種類のものでもありません。勘違いしないで欲しいのですが、学者問題の勉強などしなくていいというわけではなくて、学者問題で高得点を狙うという戦略を取ることは現実的ではないということです。

一方で、実務家問題を見てみましょう。計算の総合問題の中に所々は細かい内容も含まれていますが、基本的には安定的な出題内容で、きちんと準備をしていれば十分に高得点が狙えます。確実に合格ラインまで持っていくには「計算問題で40点オーバーを狙う!」ということが重要です。

もちろん、第3問で40点を取ったとしても、第1問、第2問が全然出来ていなければ合格は出来ませんので、第1問、第2問でも人並みの点数をとるということが大前提ではあります

簡単に「40点」という数字を出しましたが、50点中の40点、つまり8割の得点をもぎ取るという戦略を達成するためには、それなりにきちんとした戦術を立てて臨まなければなりません。「頑張る」とか「長時間勉強する」という根性論ではまず到達できません。

合格のための戦略の1つは「計算問題で40点オーバーを狙う!」です。
そのための戦術として、以下の3つのSがポイントです。
(1)Speed(スピード強化)
(2)Slip(凡ミス撲滅)
(3)Sense(感覚を磨く)

細かい内容については、次回以降書いていきます。

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