『TENET テネット』ニールの死までの可能性(ネタバレ)
TENET テネットを映画館にて見てきました。
いろいろな考察記事を見た結果、オレンジ色のストラップをつけた鞄を持っているのはニールで間違いなさそうです。
そのため、最初のオペラ座で主人公を助けた人物も地下施設で横たわっている死体もニールということになります。
しかし、クライマックスでニールはさらに逆行すると明言しています。
ニールはクライマックスのすぐ後に逆行して主人公の身代わりに拳銃で打たれてしまったのでしょうか?
劇中ではその後のニールのタイムラインは明かされていません。もしさらに逆行を繰り返し順行の時間で何十年か生きた後に人生の終着点として主人公の身代わりに命を落とすという可能性もあるわけです。
順行と逆行して過去に戻りそこから順行として時間を刻むこと、逆行まえの自分と同じ時間に同一人物が混在することは最後のキャサリンがセイターを殺した本人だとわかるシーンでも確認できます。
最後の地下施設での攻防でのニールがどの時点でのニールなのかは顔が隠れているため観測できないわけです。
またクライマックスのソ連での攻防に歳を重ねたニールが同じ作戦に参加しても主人公も当時のニールも気づくことはないでしょう。
主人公の身代わりになるまでニールがどのくらいの時間を過ごしたのかはわかりません。
しかし、一縷の望みとしてクライマックスで別れた後にさらなる逆行と順行の最終地点として地下施設での身代わりになった可能性があります。
もしかしたらこの最終地点に一度逆行して行き着くまで順行する時間の中で家族を形成したかもしれませんし任務続きだとしてもその中で主人公の知らない時間を生きたのかもしれません。
主人公はこれからTENETを立ち上げるべくたくさんの逆行途中のニールと任務を行っていくことでしょう。
しかし、順行する主人公はクライマックス以降に逆行するニールを知りようがありません。
無知は力だとこの映画のセリフであります。
主人公も観客もニールのその後を知りえないからこそそのような可能性に思いをはせてもいいのかもしれません。
※9月23日追記 アルゴリズムを手に入れると人知れずに隠さなければいけないということでTENETを立ち上げるまではニールと会うことはないのかも……
しかし、ニールがただ逆行してきたというのは考えづらいので任務をいくつも経験しながら逆行して経験を積んできたのではないかと思いました。