1,000人の人の話を聴いてみる。
驚くほどにない。自分の思いを話す機会。
初めまして、としぼー といいます。
5年前にラグビー選手としてのキャリアを終えてから、
貿易実務をしたり、ジムのトレーナーなどをして過ごし、
現在は、アスリートや経営者と言った方の話を聴いたり、
チームビルドや組織づくりの支援をしたりして生きています。
「生きてるだけでまるもうけ」
高校時代、当時一緒に寮生活をしていた仲間が、
ある日突然その言葉を卓上に残し、
自らこの世を去っていきました。
自分の思いを話していますか?
唐突ですが、
最近、「自分の思い」を人に伝えた機会はどれくらいありますか?
立場や職業によって、
差はあると思いますが、
人と話す機会は、それぞれの形であると思います。
「売り上げの進捗は」とか、
「このプロジェクトは」とか
自分の思いではなくて、
日常の事柄についてを
人に報告する機会です。
ですが、
人に「自分の思い」を話す機会は、
実はめっちゃ少ないんじゃないかと思っています。
「こう思ってるんだ。」
「今こう感じてるんだ」
そんなやつです。
会社員の方だとしたら、
1日8時間働く会社にいる時間で、
自分の思いを話す機会がないとすると、
7時間寝るとして、
8時間会社
通勤に往復1時間使うとすると
16時間は、自分の思いを外に吐き出す機会はないです。
もし一人暮らしで、
コミュニティーを持っていないとしたら、
1日の中で、平日の人に思いを伝える機会は、
ほぼ0です。
ちょっと極端に書いていますが、
実際これに近いんじゃないかと。
アスリートでも251人中19人が死のうか迷っている事実
2019年に国立精神神経医療研究センターがが主体となって行った、
トップラグビー選手251人に行ったアンケートでは、
全体の32.3パーセント、3人に1人が、
直近1ヶ月に心理的ストレスを感じ
全体の4.8%がうつ・もしくは不安障害の疑い。という
驚きの結果が出ています。
(https://www.ncnp.go.jp/topics/2021/20210204p.html)参照
新型コロナウィルスの感染拡大前の
アンケートであったため、
今とは少し状況が違うかと思われますが、
一見、屈強に見える
トップアスリートであっても
そうした心理状況にあるという結果が出ました。
僕自身も振り返ると、
諸々のプレッシャーや
引退後のキャリアのことを考えたりなどして、
心の状態が不安定になっていたことがあった記憶があります。
アスリートならではの部分も
あるかもしれない一方で、
アスリートでない人たちも
同じような状況にあるのではないか?と思うんです。
その原因の一つとして考えられるのが、
話のテーマでもある
「自分の思い」を話す時間のなさじゃないかと
考えているわけです。
「引退しようと思ってるんだ。」
「死にたいと思ってるんだ。」
「離婚しようと思ってるんだ」
いろんな思いが自分の中にあったりする中で、
その率直な思いを外に出せない。
この苦しさは、計り知れないです。
結果的に社会的な成功とされるものや影響力、
経済的な安定をたとえ持っていたとしても
この世を去ってしまう場合もあったり。
で、今回、そう言った「人に話す機会」を意図的に作るのはどうなんだろう?
と考え、1,000人の方の話を聴いてみるというチャレンジをしてみようと
思い、動き出してみたんです。
オンラインで遠く離れた方と話させていただいたり、
ハチ公前などの街中で人と話させてもらったりと
時間を過ごし、
現時点で、90名を超える方とお話しさせていただいています。
強そうに見えるアスリートでさえ、
内側で日々葛藤をしている今の世の中で、
どうにか弱さを隠そうと仮面をかぶって
過ごしてる人が少しでも
仮面をとって、自分の思いを率直に話せる機会を
作れたらと思っています。
そんな感じで、
引き続き、あちこちで話を聴いていきたいと思っておりますので、
もし、僕で良ければ、
お話聞かせていただけると嬉しいです。
話を聴かせてくださる方は、こちらからご連絡ください。