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【人間力】が“高い”人は 【人間味】があって素直に「ごめんなさい」と心からの「ありがとう」を言える人物

老害化している人

人は、歳を重ねるにつれて、頑固になって、人の話を聞かなくなると言われる。

それは、自分の考え方や価値観に対して、苦言を呈してくれる人が周りにいなくなっていったことが原因だ。

自分にとっての“固定観念”“既成概念”と“常識”と“当たり前”を変えることができなくなっていくのだろう。

「注意されないから、自分は間違っていない。」

と勘違いしているのだろうか?

「注意されない」のではなく、周りは「注意しても無駄」と思っているので「言わない」だけのこと。

老害化していない人

逆に、老若男女問わずに付き合っていける高齢者もいる。

この高齢者は脳内で常に“新陳代謝”が行われていて、時代に合った“考え方”へアップデートしている。

知らないことは

「それどういう意味?教えてください」

と謙虚に教わろうという姿勢が感じられる。

誰も注意をしてくれないからこそ、【自分で自覚することが大切】ということが分かっている。

それなので、失敗したら素直に「ごめんなさい」と謝れることが出来て、何かをしてもらったら心から「ありがとう」と感謝の意を心から言えることが出来る。



【人間力】とは?


社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力

と定義できるだろう。

では【人間力】が“高い”人として一目置かれる存在の人の特徴は?

① 寛容さが人並み外れている

“怒”と“哀”の負の感情のコントロールがずば抜けているので、“笑み”を浮かべて至って寛容に物事に対処する。

多くの人が“哀”の感情をもつ場面では、周囲の人間に対して元気づける力を備えている。

② 相手の裏の気持ちが読める

相手の行動や感情の裏を読める能力を備えている。瞬時に相手の立場に立って、客観視して解決策を見つけられる。

③ 差別や偏見がまったく存在しない

人は育った環境や周囲の状況、自分が関わる社会などで知らぬ知らぬのうちに差別や偏見をもってしまいがちだ。

そして、これら差別や偏見は隠そうとしても必ずどこかのタイミング出てしまい、その人の根本的な姿を現す。

しかし、人間力の高い人は、自分の気持ちではなく、相手の気持ちや立場を理解しようとするので、その人の中には“差別”や“偏見”という言葉すら存在しない。


人は心にもないことを口にすることはまずない


人は、普段思っていることが、気持ちが高ぶったり、気が緩んだりすると表に出てしまうものだ。

質問されて「間」をおかずに答えようとして、真っ先に頭に浮かんだ言葉をつい言ってしまった時、お酒が入って気が強くなった時の発言は、過激になって、つい「本音」を喋ってしまうことが多い。

発言した本人にとっては、全く“悪気はない”のだろうが、たった一言で相手からの信用を失ったり、誰かを傷つけてしまったりすることはよくある。


政治家が、人の心を逆なでし傷つける【失言】をして、【謝罪】するというお粗末な出来事が立て続けに起きている。

基本的に悪気はない「サービス精神」?「ウケ狙い」?かもしれないが、ネットなどで炎上するまで、本人が「失言だった」と気が付かないというタイムラグある。

そして、この「失言」に対する【謝罪会見】を観た人は

「全く謝罪してないよね。」

といった印象しかないので、逆効果、恥の上塗りに繋がって取り返しがつかない状態になっていく。


組織においては、内外調整や交渉に“余人をもって代えがたい”人だったら、

組織の別の人が表に出て

「今回の会長の発言はあってはならないことなので、会長職から降りてもらいます。」

と発表すればいい。

そして組織内では別のポストで“余人をもっても代えがたい”と言われている能力を発揮してもらえばいい。



「悪気がなかった」という人は“タチが悪い”


『暖簾に腕押し』には

こちらがいくら働き掛けても効き目がないことや無意味なさま

を指す言葉としても使われる。

『豆腐にかすがい』 『糠に釘』

こちらの行動に対して期待した反応や効果が得られない

とうい言葉で使われる。

『馬の耳に念仏』

いくら言って聞かせても全く効き目のないことを指すたとえ

これらの諺は、忠告したり説得したりする側からの見解だ。


この諺に類義語として、忠告されたし説得されたりする側が

『馬耳東風』
爽やか吹き渡る春風に対して、馬は何も感じないこと

『カエルの面に水』
顔に水がかかっても全く頓着しないこと

と言った、

他人の忠告や意見などを気に留めることがなく、全く反省しないこと状態であるのなら、
それ以上対話しても“時間の無駄”でしかない。


「悪気はなかった」
「迷惑だとは気づかなかった」

と言う人はその“善悪の判断材料”を持ち合わせていない。

そもそも「自分がその行為をおかしい」と思っていないので、改善するということは期待できない。

いくら言って聞かせても、本人は「間違っている」とは思っていないので、理解させることは難しい。


【人間力】が“高い”人は?


【人間味】とは?

人間らしいおもむき。人間らしいおもしろみ。人間としての人情味。人間としての人間らしい。思いやりやあたたかみ。
人間としての豊かな情緒。人の心の良さ。他人に対する親切の感情が強いさま。


【人間味】がある人は、付き合っていてとても楽しく心地良い。
会話していて勉強になるし、聞き入ってしまう。


① 客観性がない
② 非論理的
③ 物事を決めつけてしまう
そして、
過去の自慢話ばかりする人
には【人間味】を全く感じない、後味が悪いだけだ。


この種の人は、“エンパワーメント力”が欠落しているのだろう。

“エンパワーメント(湧活)”の定義は
『人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させること』


【人間力】が“高い”人は、“趣”や“良さ”としての「味」をプラスした【人間味】があって、素直に「ごめんなさい」と心からの「ありがとう」を言える “エンパワーメント力”を持ち合わせている人物


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