![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85731595/rectangle_large_type_2_5580f62a7efb7cf9b4d3747b3a7f8e48.jpg?width=800)
ジャズ・ミュージシャン四方山話
Art Blakey's Jazz Messengers - Ugetsu
63年6月16日にBirdlandで行ったライブの録音盤
Freddie Hubbard(tp) Curtis Fuller(tb) Wayne Shorter(t.sax) Ceder Walton(p) Reggie Workman(b)
アルバム・タイトルの『Ugetsu(Shorter作)』は上田秋成の読本『雨月物語』にインスパイアされたもの
Thelonious Monk - Japanese Folk Song
モンクが来日した際に ジャズ喫茶のオーナー(中平穂積さん)はお土産(オルゴール)を持ってモンクに会いに行きました。
モンクはそれをいたく気に入りました そのオルゴールの曲が『荒城の月』
中平さんはニューポートのモンクのコンサートを観に行った際に モンクの奥さんが「今日は中平のために一曲演奏するよ」と聞かされ コンサートで モンクは『荒城の月』=「Japanese Folk Song」を演奏したそうです
Lee Morgan - Desert Moonlight
リー・モーガン作曲の『Desert Moonlight』
ん? 『月の砂漠(作曲:佐々木すぐる)』じゃないの?
Billie Holiday & Lester Young
ビリー・ホリディの愛称「レディー・ディ」は レスター・ヤングが親しみを込めてつけたもの
レスター・ヤングの愛称「プレス」は ビリー・ホリディがつけたもの
当時アメリカには「King(王:キング・オリバー)」「Count(伯爵:カウント・ベーシー)」「Duke(伯爵:デューク・エリントン)」もいたので「大統領(President)」と呼び出して 縮まったのが「プレス(Pres)」
Keith Jarrett Trio - My Back Pages
キース・ジャレットがトリオ名義で1969年に発表したライブ・アルバム
Keith Jarrett (p) Charlie Haden(b) Paul Motian(ds)
ボブ・ディランの名曲『My Back Pages』の演奏が素晴らしいです
Jaco Pastorius - Donna Lee
チャーリー・パーカーの『Donna Lee』を演奏するジャコパスの驚異的演奏
ジョニ・ミッチェルのアルバム『逃避行 / Hejira(1976)』でも素晴らしい演奏を聴かせてせてくれます
Wes Montgomery
ウェス・モンゴメリーは20歳になる頃 チャーリー・クリスチャンのレコードを聴いて深く感銘を受け6弦ギターを購入
「耳を頼りに」クリスチャンのソロを完全にコピー
完全な独学で楽譜も満足に読めなかったようですが「聴いて心地よい音を選ぶ方法」のウェスの演奏は「ジャズ理論」に合致していていました
ギターの練習時間は夜中なので近隣迷惑も考えて 親指を使って静かに弾き始めたので あの独特の奏法が生まれました
Charlie Parker
チャーリー・パーカーの遺作『Plays Cole Porter(Verve, 1957)』
1954年3月のセッションで4曲 12月のセッションで2曲で不調な演奏できずに 生前にはお蔵入りしたもの
12月セッションの「Love For Sale」
「 I Love Paris」
アドリブ・ソロはほとんどアイディアに欠けて 手癖フレーズを吹いているだけという感じで 精気は欠け覇気のなさが伝わってきます
Forever Bird
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?