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HipHopに学ぶアンラーニングを通じたパラダイムシフト「共創術Part2」出版

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2023年8月11日
HipHopは生誕50周年を迎えます。

HipHopの歴史を振り返りながら、アンラーニングを通じたパラダイムシフトしませんか?

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ヒップホップ流パラダイムシフト


パラダイムシフトとは?

一般的な考え方や理論、やり方が根本的に変化することを指します。

これは新たな発見や技術の進化、社会的な変化などによって引き起こされます。

 ヒップホップの創成期には、それまでの音楽シーンに存在していた常識や既成概念を覆し、全く新しい音楽ジャンルと文化を創り出したのです。

 

レコードとレコード・プレーヤーの再解釈

レコードとレコード・プレーヤーは元々、音楽を再生するための道具でした。しかし、ヒップホップの創成期には、それらを全く新たな道具として用いる方法が発見されました。DJたちはレコードをスクラッチしたり、ビートをジャグリング(リミックス)したりして、新たな音楽を生み出す方法を見つけ出しました。これはレコードとレコード・プレーヤーに対する新たなパラダイムを示しています。

 

BボーイやBガールのマーケティング

パーティーは大成功で盛り上がっていくと、曲のブレイク(間奏などで特にドラムが強調された部分)で盛り上がり、踊り出す連中が多いことに気が付きます。パーティー参加者が最も盛り上がるニーズを見つけるマーケティング能力。

ヒップホップ文化の中では、ダンスも重要な要素となりました。
ブレイクダンサーたちは、そのパフォーマンスを通じてヒップホップ文化を一般に広める役割を果たしました。

彼らは、音楽やダンスが人々を引きつけ、コミュニティを形成する力を理解し、それをマーケティングの手法として活用しました。
これは、音楽やダンスを単なるエンターテイメントから、マーケティングツールへと変化させるパラダイムシフトでした。

 

DJとMCの役割分担

早期のヒップホップでは、DJがビートを作り、MCがラップを行うという役割分担が確立されました。これは、音楽の制作とパフォーマンスにおける新たなパラダイムを示しています。それまでのバンド形式の音楽とは異なり、DJとMCの協働によってヒップホップ独自の音楽スタイルとパフォーマンススタイルが生まれました。

 このように、ヒップホップの創成期には多くのパラダイムシフトが起きていました。
その中には、新しい音楽スタイルの創出、新たな商業機会の開拓、音楽制作の方法の変革など、音楽業界だけでなく、ビジネスの世界全体に影響を与える要素も含まれていました。

 

これらのパラダイムシフトを通じて、ヒップホップは音楽の世界だけでなく、社会全体にも大きな影響を与えるようになっていきます。

そして、これらの変化は、ヒップホップがビジネスやイノベーション、クリエイティビティにおいて重要な役割を果たす理由を示しています。

 

ヒップホップの創成期のDJたちの行動は、既存のものから新たな価値を見出すというイノベーション創出の一形態を示しています。

ヒットしなかった曲から新しいブレイク・ビーツを発見し、それを活用してダンスフロアを盛り上げたのです。

 

ここに見ることができるのは、既存のリソースやアイデアから新たな価値を創造するための「再利用」や「リサイクル」の思考です。


この思考法をビジネスに適用すると、会社が保有する既存のリソースやアイデアから新たな価値を見つけ出すというアプローチが可能になります。
 
このパラダイムシフトは、「常識」や「当たり前」を疑い、既存のものを新たな視点で見直すことから始まります。
そして、それが新たな価値創造の源泉となり、イノベーションを引き起こすのです。
このような思考法は、既存のビジネスの枠組みやパラダイムを超え、新たな可能性を追求するために重要な要素となります。
 
ヒップホップのDJたちのように、既存の物事を新たな視点から再評価し、その要素を再構成して新たな価値を生み出すという発想法は、今のビジネスシーンにおいて極めて重要です。

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