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【やれること】は【やりたいこと】以外からも見つかるもの。【やれること】が増えたら【やりたいこと】の範囲も広がってくる。

2020年は、人類を脅かす感染症によって歴史を変える程の“激変”の一年だった。

生活スタイルが一変し、世界中にもたくさんの変化をもたらした年になったと言える。


個人的には、様々な意味での“断捨離”ができて、自分にとっての【やりたいこと】 【やるべきこと】 【やれること】 の整理ができた“良い機会”となった。

例年と比べると極端に“出会う人”の数は少なかったが、その中でも、これからの可能性を感じられる“同志”と思える人とも出会えた。

一方、「あ~あ、“ざんねんな人”だな」としか思えなかった人とは例年以上に多く出会った気がする。

さらに、今まで付き合ってきた人であっても、今まで見えていなかった“ざんねん”な部分を気が付かせてくれた。

それは?

『困難な状況に直面した時の態度でその人の本質が分かる』


ということだったのではないだろう。


① 長年の付き合いが終了した老齢保険代理店主のO社長


私は、過去からの付き合いもあって“生損保関連のビジネス”に携わってきたが

「この人たちとはビジネス観が違い過ぎる。」

と痛感して、コンサルティング契約等を全て止めた。


Afterコロナを見据えてデジタル化を推進する私

Beforeコロナ時代の日常が戻ると考えているアナログ老齢代理店主及び使用人

この両極の立場にいる人々が、一緒にビジネスをしても生産性の向上は望めない。

議論が噛み合うことがないし、何を提案しても実践に移るはずがない。

双方ともに“居心地の悪さ”が際立ち、溝が広がるばかりだった。


決定的となったトリガーは、先方O社長の“優柔不断”“八方美人”は以前から気になっていたが、コロナ禍によって“O社長の人としての本質”を嫌というほど見せられてしまったことだ。


私とのコンサルティング契約書は紛失していたし、お手伝いしたパネルディスカッションの講師料も踏み倒されてしまった。

「地方の老齢保険代理店主なんてこの程度の低レベル」
という実態を、身をもって体験できて、

● 私の“人を見抜く力の未熟さ”が認識できたこと

● 【やりたくないこと】をやっていると、“やる気”にならなくて嫌になってしまうこと。


を気が付かせてくれたという点で、結果的にはとてもいい経験となった。


② 緊急事態宣言解除後、新しいビジネスモデルを手伝ってもらおうと声をかけたAくんとTくん


飲食店フロワー担当のAくん と Aくんが紹介してくれたカメラマンTくん

二人とも詳細は分からないが、コロナ禍で職を失っていたこともあって、私の誘いには

「喜んでお手伝いさせてもらいます。」

という元気いっぱいの返答だった。


何度か食事をして話を聞いて、勉強会を行うことになったが、


【やりたいこと】は雄弁に語るのだが、社会人として【やるべきこと】も殆どやっていなくて、【やれること】が少なすぎる。


いい大人なのに、この時代において要請されている“ニーズ”を全く把握していなくて、自分の“思い込み”だけで生きてきたようだ。


「まずは自分の【やれること】を増やして【やるべきこと】積み重ねていけ!」

「【やりたいこと】ができるのは、【やるべきこと】をこなしてから!」

と忠告したが、まったく理解できなかったのだろう。


試しに実際に一緒にビジネスしてみて、

Aくんの驚くべき“悪気のない”無礼さと配慮のなさ



カメラマンTくんの“度肝を抜く“いい加減さ



が見えるだけで、この二人との決別しか考えられなかった。

ここでも『私の人を見抜く力の“お粗末さ”』を痛感させられた。


③ 前述の2つの例に共通していることは


新しいことにチャレンジする場合にまず考えるのは、今の自分が【やれること】だろう。

しかしながら【やれること】は、他者の存在が前提で、“ニーズ”があるからこそ、その意味が発生する。

世の中から求められていない企業も個人も、【やりたいこと】【やるべきこと】について語っているだけで、【やれること】については多くを語っていない。


O社長もAくん&Tくんにとっても、それぞれの【やれること】を満たすべき“ニーズ”が存在しないため 本人たちは【やれること】を考えようがないし、考え直すこともないのだろう。


④ プライドを捨てるというプライド


今の自分には“やれない”かもしれないが、どうしても【やりたいこと】がある人は、自分の【やりたいこと】をより明確化して、それを実現するために【やれること】をアップデートし続け、【やるべきこと】を果たしている。

誰もがわかるように、“やれもしないこと”を【やりたいこと】にしても、絶対に実現できない。

そして、コロナであろうが、なかろうが、顧客の心理は日々変わっている。


働かなくても生きていけるほど蓄えがある人は【やりたいこと】だけをやって生きていけるだろうが、大半の人々は何らかの形で収入が得られる活動をしていかなければならない。


【やりたいこと】は【やれること】の延長戦にあると考えがちだ。

しかし、【やれること】は【やりたいこと】以外からも見つかるもの。

【やれること】が増えたら【やりたいこと】の範囲も広がってくるはずだ。


VUCA時代なのだから、過去の成功体験、過去からの延長戦の考察とは、きっぱりと決別して、【やれること】をスタートにしてもいいし、【やりたいこと】をスタートにしてもいい。

しかしながら【やるべきこと】を積み重ねていくことがベースなのは間違いない。



“プライド”という何の意味もない“思い込み”は、イノベーションの阻害要因でしかない。


“プライド”なんて捨ててしまおう。

持っていい“プライド”は?
今までの“プライド”を捨てるという“プライド”



『自信は過信に流れる。そして過信を放っておくと、慢心に化ける。慢心はやがて増幅され、傲慢になる』



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