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私にとって8月9日は【自分を見つめ直す日】

今日は75回目の“長崎原爆の日”。

私は、軍艦島(端島)の隣の島(高島)で生まれた“被爆二世”だ。

小学校1年生の6月末での高島で育ち、父の転勤の関係で小学校生活は小倉~東京でおくり、多感な時期と言われる中学~高校時代は長崎市内で過ごした。

長崎の小中高校の毎年8月9日は、体育館に全生徒が集合して“平和学習”が開催される夏休み中の登校日だった。


人には、それぞれ自分なりの記念日や大切な日、そして【決意する日】や【自分を見つめ直す日】が、年に何度かあるはずだ。

それは誕生日であったり、結婚記念日であったり、親しい人の命日などかもしれない。

私にとって、8月9日は、【自分を見つめ直す日】の一日だ。

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厄年に病に伏して3か月間休職した。

常に“多数のタスク”を同時並行しながら過ごしていたい私は、冷静に客観的に“自分を見る”ことが出来なくなっていたのだろう。

「ん?ちょっとフラフラするな。昨晩飲みすぎたか?」

と、身体も精神も“悲鳴”を上げているのに気がついていなかった。

自分の腐ったプライドだけで無理して、結果的に家族に多大な迷惑をかけるだけのことだった。

復職して徐々に元気を取り戻していったが、私の“悪い癖”も復活してくる。
そりが合わない上司と口論となり、俗にいう “干される” ことになった。

“干される”状態をわかりやすく説明すると、TVドラマ「半沢直樹」で、雑用ばかり言いつけられる不遇な毎日を過ごす三木重行(角田晃広:東京03)に近いもので、私の場合は、雑用すらも与えられない“何もない”状態だった。

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不謹慎な発言かもしれないが、私にとって大きなターニングポイント“東日本大震災”が起こった。

人として遅すぎたが、“他人を思いやる心”を教えてもらった。

失敗して人に迷惑をかけないと“気づく”ことが出来ないバカな私は、“ゆっくり”と客観的に冷静に“自分”を考える日が必要だ。

それで【自分を見つめ直す日】を、<3月11日> と <8月9日> 設定した。

「時には頭を“空っぽ”にすることも必要だよ」と知人に勧められた“座禅”も【時間の無駄】と言っていた大馬鹿者の私も、この【自分を見つめ直す日】だけは、“黙祷を捧げる”ことにしている。

75回目の“長崎原爆の日”である今日は有意義な一日にしよう!

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ロック大好きで、“権力”というものに何かと楯突いていく“悪い癖”も完全には治らないが、歳を重ねるにつれて少しずつは“穏やか”になっていっている気がする。


ロックの基本は愛と平和だ。 By 忌野清志郎


未知なる物を恐怖するからこそ、みんな夢や幻想や戦争や平和や愛や憎しみなどを追いかけて、右往左往するのさ。    By John Lennon



お盆でも逢いたい人に会えない人へ

令和2年7月豪雨により九州地方や中部地方など広範囲に甚大な被害が発生しています。
被災された方にお見舞いを申し上げるとともに、最前線で救援救護活動を担っている皆様に敬意を表します。


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