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任国での任地派遣前プログラム


昨日は、先発隊が任地に向けて旅立ちました。6時前に目覚めたらいつもと違う音が・・・。*か月(4月から?)ずっと降ってなかった雨が、当日初めて降りました!JICA農業専門家の人によると、10月は雨期なのに例年少しずつ降雨開始日がずれているらしいです。ほっと一安心。

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で、最近、暑くなってきたせいなのか、蚊が増えてきた気がします。任地では、ダニ、蚊、ゴキブリとの生存になりますが、日本から持参した、おすだけベープ、効くことを願います。

訓練が終了したので、渡航後のJICAによる海外協力隊の訓練期間中、語学以外に、いろいろな経験をさせていただいたので備忘録のため書いておきます。

まず、JICAからは、マダガスカルの状況やJICAマダガスカルの活動全般、社会セクターや農業セクターのコーディネーターからの事業説明全般を受けました。また、首都アンタナナリブの危険地域と各任地へ向かうバス乗り場ツアー。今までホテルだけの生活だった私たちは、ウキウキ。コロナ禍でバスに乗ることは今は認められていませんが、任地へ向かうバス乗り場の雰囲気の違いも学びました。そして、先輩隊員の任地訪問。コミュニティ開発の職種の方だったのですが、私立と公立の小学校の子供たちが手洗いソングを歌ってくれました。やっぱりこれが一番、楽しい!そして、自宅訪問も。素敵すぎて参考にならずでしたけどー。

また、マダガスカル外務省、農業省、教育省、日本大使館表敬訪問をさせていただきました。マダガスカル各省では、事務次官(日本と同じで事務方のトップ)へマダガスカル語で自己紹介を行いました。どの人もJICAの活動に対して理解があり、温かいお言葉をいただきました。日本大使館では大使とお話する機会が得られ、普段は入らない大使公邸とそのお庭を案内いただきました!(そして、玄米茶とチョコのおもてなしまで)

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JICA関係者の方々は、業務時間以外にも、協力隊隊員とコンタクトを取っていただき、詳細な活動を教えていただきました。JICA専門家の方は、政策立案がメインの業務で現場に行くことが少ないため、隊員から現場の状況を吸い上げたいということなのですが、日本では、JICA関係者と協力隊とは距離があると勝手に思っていたのが、このマダガスカルではそうではありませんでした。なんといっても人間力がありありな人たちです。なんでも困ったら相談したいと思います!

この訓練期間中は、日本では決して体験できない世界を知ることができました!

最後に、こちら。

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この大使館で頂いたチョコは、現樋口大使が、ロベールというマダガスカルの老舗チョコレートブランドと共同で開発されたもので、カカオニブが含まれています。このロベールのチョコレートは、「フェアトレード」より一歩先の「レイズトレード」で製造されています。カカオの生産から販売までを一括して行っているので100%国内に利益が落ちるということです(レイズトレード「Raise Trade」という)。大使曰く、希少なクリオロ種なのでフルーティであるということです。(同期隊員によるカカオ豆知識によると、病気と虫に弱く栽培しにくいため「幻のカカオ」と呼ばれる品種ということです)

日本ではお高めですが、ぜひ、見かけたらご賞味ください。


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