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国際女性デーにジェンダーギャップについて思う

翻訳業界には、男性よりも女性が多いのは周知の事実。ドイツにある翻訳会社のPM(プロジェクトマネージャー)にも女性が多いと感じます。外国人のPMで馴染みのないお名前だと、とりあえず女性だと思って返事してしまいます(#ジェンダーバイアス ?)。

しかし、#日本翻訳連盟(JTF) がまとめた『2022年 翻訳通訳白書』を読んでいて意外に思ったことがあります。60歳台になると、その男女比が大きく逆転するのです。50歳代では女性の比率が圧倒的に高いのに、それが10年で様変わりします。📉

フリーランスなのだから年齢にかかわらずいつまでも働き続けられそうなのに、女性に限ってはそうではないのは、何故でしょうか。

💡そこで思いつく理由はただ一つ ⇒ 親の介護と看取り

自身が50歳の大台を超えると、これは誰もが直面する問題です。介護は長男の嫁という時代ではなくなりましたが、それでもその負担は女性が担うことがまだまだ多いように思います。

なので、会社勤めでない分だけ身軽な翻訳者である娘が廃業を余儀なくされるのではないかと、この統計を読みました。(これに関しては、年収800万円以上から男性の構成比が高くなるという別の統計も注目されます。)

自由業とはいえ、#ジェンダーロール の縛りからは自由になれないという現実がそこにはありそうです。
 
#JapanTranslationFederation #2022年度 翻訳通訳白書 # #国際女性デー #ジェンダーギャップ #ジェンダーバイアス


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