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通訳と翻訳の補完作用

1週間の間を置いて、🔧工業系の現場通訳に戻ってきました。そのなかで今日、出くわした単語が、” Referenzieren “です。

🤔えーと、何だったけな。そうそう、原点復帰ホーミングの意味でした。
機械制御系の用語で、辞書にはなかなか載っていません。

✔️ちょっと戸惑いながらも、なんとか訳語に辿り着いたのは、翻訳で培った経験によるところが大きいです。長い翻訳人生のなかで、機械の #UI (ユーザーインターフェース)を飽きるほど訳してきたからです。一般論として、翻訳をしていると通訳での訳語もきめ細かくなると感じます。

↔️しかし、フィードバックの方向は必ずしも一方向だけではありません。現場で実物を見ることで、2Dの知識(←翻訳という平面的な情報)が3D(目で見て感じる)に発展し、自分のなかで有機的につながるような感覚があります。

目の前で徐々に移動するユニットを見ながら、「JOG運転で原点出し」とはこのことか(❗️)と妙に納得。何度も翻訳した動作ですが、実機で見たことはなかったからです。

#通訳 が直ぐに言葉を取り出す瞬発力の要る短距離走🏃‍ 💨 💨 だとしたら、#翻訳 は調べ尽くす持久力の要る長距離走🏃です。ですから、異なる二つの技能として、棲み分けるべきという議論もあります。‍

しかし、兼業者には兼業者のよさもあるのでは❔(ささやかな反論)

📢 翻訳と通訳がそれぞれの肥やしになるという「よい循環」🔄を自分のなかに感じる限り、これからも自信をもって二足の草鞋を履いていこうと思います。
 

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