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書評「学問のすすめ」Part1

こんにちは、スギタクです。
今回が初投稿です。読んだ本の感想や、日常生活での気づきを
投稿していきます。気軽に読んでください(^ ^)

今回ご紹介する本は、日本人なら誰もが知っている
福沢諭吉の代表作「学問のすすめ」
今回は本書に込められた、「何のために学ぶのか」
というメッセージに注目していきます。

学問のすすめ

なぜ学ぶのか

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
この言葉の本当の意味、ご存知でしょうか?
「人はみんな平等って意味でしょ?」とおっしゃる方が
ほとんどだと思います。

半分正解です。ただ、それとは別の意味も含んでいます。
人は生まれた時はみな同じです。人権も平等に保障されています。
でも年を経るにつれて、社会的地位や貧富の差がうまれるのはなぜか?
と疑問を投げかけているのです。

その答えはシンプルに、その人が学んだかどうかで決まると
述べられています。

世の中には、医者や経営者のような難しい仕事もあれば、
体を動かすだけでできる単純労働もあります。
難しい仕事に就くような地位の高い人には、自然と富が集まり
下の者からしたら、到底手の届かないような存在に見えるでしょう。

しかし、そのもともとを見ていくと、単にその人に学問の力があるかどうで違いができただけで、天が生まれつき定めた違いではないということです。

本当に価値ある学問とはなにか

では、どんなことを学べばいいのでしょうか。
それは、日常生活に役立つ実学であると、述べられています。

たとえば

・文字を習って帳簿のつけ方を学ぶ。
・経済を勉強して商売に役立てる。
・医学の道に進んで、病気で苦しんでいる人を助ける。

このように、人々の生活に直結するようなことを学べと言っています。

反対に、和歌を楽しんだり、詩をつくったりするような
実用性のない学問はひとまず脇に置いておかなければなりません。
もちろんこのような道楽としての学びも、人の心を楽しませるという
意味では、全く不要だとは言えません。

しかし、難しい字を習ったり、昔の分かりにくい文章を読むことと、
ビジネスに直結する実学とは、きっちり区別をつけなければいけません。

中学生のときの自分に言い聞かせたい


僕は中学生のとき、勉強が大嫌いでした。
特に英語と数学が大の苦手で、テストでも毎回ひどい点数でした。
先生や親からいつも心配されたし、クラスメイトに自分の点数を
知られるのが本当に恥ずかしかったです。

自分は勉強なんてできっこないし、
何のためにこんな辛い勉強をしなきゃいけないのか。
受験生になっても勉強に対するモチベーションはゼロでした。

でもこの本を読んで、当時の僕によくよく言い聞かせたいです。
「今のうちにきちんと勉強しておかないと、つまらない人生になるぞ。」

当時のボクと同じように、勉強がつまらない、全然わからないと
困っている中高生へ。

未来の自分が豊かに生きれるかどうかは、いま学ぶかどうかに
かかっている。未来の自分への種まきだと思って、毎日10分でも
いいから、机に向かって勉強していこうよ。

26歳のボクも、過去の不勉強を挽回するために毎日コツコツと
勉強しているから。


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