見出し画像

398位:The Raincoats 『The Raincoats』(1979)|ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)

 このnoteでは2020年に8年ぶりに改訂された「ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 」の英語サイトからの解説文翻訳(とたまにレビュー)の連載をしています。本日はこちらのアルバムです。

画像1

398位:The Raincoats 『The Raincoats』(Rough Trade, 1979)

スクリーンショット 2021-03-24 13.07.25

<解説文の翻訳>
 The Raincoatsはロンドンパンクの爆発の中でも最も実験的でスリリングなサウンドをもって登場したバンドの1つであり、そこでは4人の女性メンバーがそれぞれに美しくも粗雑な騒音を鳴らしていた。ギタリストのアナ・ダ・シルヴァはバンドについて「私たちは何時間もリハーサルを重ねたけれど、いつも最終的にはバラバラの演奏になってしまってた。」と語る。“In Love”を筆頭とする名曲群や、The Kinks “Lola"のジェンダーを反転させたカバーなどが聴ける本作で、ダ・シルヴァとジーナ・バーチは、パナモリヴによる狂気的なドラミングとヴィッキー・アスピナルの鋸のように唸るバイオリンの上で呪術的な歌を重ねている。アメリカでは、本国でのデビューからかなり大きな遅れを取ることとなり、1993年に彼女たちの熱烈なファンであったカート・コバーンが声を上げたことでついに1stアルバムのリリースが実現した。
(翻訳:Shu Tsujimoto、 原文へはこちらから)

参考として、「このアーティストのアルバムが500枚のリストに合計何枚ランクインしていたか」と「このアルバムの順位が前回版(2012年版)ランキングと比べてどう変わっているか」についても以下に調べてまとめています。

<ランキングに関するデータまとめ>
【2020年度版】
同アルバムの今回順位:398位
同アーティストのランクイン枚数:1枚

【2012年度版】(前回版)
同アルバムの順位:掲載なし
同アーティストのランクイン枚数:0枚


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?