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464位:The Isley Brothers 『3 + 3』(1973)【解説文翻訳】ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)

ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 (2020年改訂版)

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464位:The Isley Brothers 『3 + 3』(T-Neck, 1973)

<ローリングストーン誌による解説>
 The Isley Brothersは、The Beatlesを印象づけた3人組(※1)から、アルバム『3 + 3』で6人組へと変わり、70年代ファンクのいち勢力として自らを確立させた。ヒット曲となった"That Lady”はレーザーのように輝くギターソロに溢れる曲で、スロウなナンバーの数々(Ron Isleyが胸を打つファルセットと力強い中音域を繰り広げる、James Taylorの“Don’t Let Me Be Lonely Tonight”のカバーを含む)は、R&Bのクワイエット・ストーム時代(※2)において卓越したバラード歌手集団としてのバンドの明るい未来を予期している。
※1...The Beatlesの初期の代表曲である"Twist And Shout" は、The Isley Brothersによる同曲のカバーを下敷きにしている。
※2...クワイエット・ストームとは、80年代中頃流行した、メロウでソフィスティケイトされたブラック・コンテンポラリーの一傾向。
(翻訳:辻本秀太郎、 原文へはこちらから)
<ランキングに関するデータまとめ>
【2020年度版】
同アーティストのランクイン枚数:1枚(本作は上から1番目)
【2012年度版】(前回版との比較)
同アルバムの前回順位:掲載なし
同アーティストのランクイン枚数:掲載なし

<ちょっと一言>
山下達郎の在籍したシュガー・ベイブの代表曲"DOWN TOWN"は、本作収録の"If You Were There"から大きなインスピレーションを受けているという話は有名。


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