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飲まない日々で

 昨年7月から断酒をはじめもうすぐ10か月。もはや、断酒をしているという感覚よりは、飲まないのがデフォルトという方がしっくりくる。こんな日々が自分に訪れるなんて、私も捨てたもんじゃないなとほめてやりたくなる。

 長年、飲酒によるドーパミンの無駄遣いをしていたせいで枯渇していた私の快楽物質もだいぶ備蓄が進み、子供と過ごす時間に笑いが増えおしゃべりが止まらないことも。最近何かで読んだけど、「子供がかわいく思えないときはお母さん自身が疲れているとき」だそうで、子供に可哀想な思いをさせていたなあと申し訳ない気持ちでいっぱいになる。更年期・貧血・アルコール依存の負のスパイラルが断ち切れて本当に良かった。疲れるとどんどん酒量って増えていくんだな~これが。

 今まですまなかったね 子供たちよ。冷静な判断力を欠いていたよね。

自己嫌悪で息子にお母さん引退宣言を出したら、

「引退する方が、よくないよ。反省するならお母さん続けなよ」と言われ、いつの間にこんなにうまいことが言えるようになったんだよと涙が出そうになったが、悟られないよう「だよね~」とおどけた。

 母親に対する子供の愛って無償なんだね。子供から愛情貰ってんのって本当は親の方なんだと思う。ダメ母だったと思う。でも、好きでいてくれる。だから、これからも続ける。断酒。


 

 

 

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