ユーザー価値とは?
サービスを作る上で、ユーザーの価値提供を最大にしよう!とかニーズに応えよう!とかいろいろ言われていますが、価値の正体はなんだろうかと思っていたのですが、一つの型として持っておいても良さそうだなと思って記事がこちら。
ユーザー価値とは
製品やサービスが顧客に提供する利益や満足度を指します。
ハーバード・ビジネス・レビューによって提唱された「価値の要素」は、このユーザー価値を具体的に分解し、顧客が製品やサービスを評価する際の決定要因となる30の要素にまとめています。
これらの要素は4つのカテゴリーに分類されます
個人的にわかりにくかった要素のついては説明を追加。
機能的
統合: プロセスの異なる側面を統合
接続: 他の人々との接続
多様性: 幅広い範囲を提供
感情的
アクセス提供: 独占的で価値のあるアイテムへのアクセスを提供
人生を変える
家宝: 将来の世代のための投資
所属感: コミュニティへのアクセスを提供
社会的影響
自己超越: 他者や社会のための行動
ピラミッドの各段階は、顧客のニーズや価値の認識の深さを示しており、基本的な機能的な価値から始まり、より高次の価値へと進むことで、顧客との深いつながりやロイヤルティを築くことができます。
以下、3つのサービスを例に、この「価値の要素」をどのように適用できるかを考察します。
ストリーミングサービス (例: Netflix)
カテゴリー: 機能的価値、感情的価値、社会的影響
機能的価値: 多様なジャンルの映画やドラマのライブラリ、高品質のストリーミング体験。
感情的価値: オリジナルコンテンツによる独自の体験や感動、ユーザーの視聴履歴に基づくパーソナライズされた推薦による満足感。
社会的影響: オリジナルコンテンツによる文化的な影響やトレンドの形成。
フードデリバリーサービス (例: Uber Eats)
カテゴリー:: 機能的価値、感情的価値
機能的価値: 迅速な配達、多様なレストランからの選択、簡単な注文プロセス。
感情的価値: お気に入りのレストランの料理を自宅で楽しむことによる満足感や安堵感。
オンラインショッピング (例: Amazon)
カテゴリー:: 機能的価値、感情的価値、人生を変える価値
機能的価値: 幅広い商品の選択、迅速な配送、簡単な返品プロセス。
感情的価値: 商品の詳細なレビューやユーザーのフィードバックによる購入前の不安の軽減、購入後の満足感。
人生を変える価値: 特定の商品やサービスによるライフスタイルの向上や変革。
これらの要素を適切に組み合わせることで、サービスの受容度や顧客のロイヤルティを向上させることができます。
しかし、それぞれの要素は、特定の顧客や状況に応じて異なる重要性を持つため、ターゲットとなる顧客や市場のニーズを十分に理解し適切な要素を選択・組み合わせることが重要になるのでその辺りは色々考えてみると面白いかもしれないです