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太陽光発電 あるある!! オーナーは気をつけろ!!

太陽光発電所を所有していると、沢山の問題が起こることがあります。また、問題ではないけれども将来問題につながる恐れのあることもあります。
今回は、太陽光発電所にまつわるあるあるの考え方、それが故に起こるトラブルを紹介していきます!

①「太陽光は発電さえしていればいいから草は発電に影響しない程度にだけ切ればいい」という考えでトラブルに!?

この考え方をしている人は結構多いです。
しかし、この考え方によりトラブルになったケースがあります。

【近隣トラブル問題】


例えば発電所の敷地がとても広く、太陽光パネルが設置していないエリアの土地も所有しているケースでよく起こります。
太陽光発電所の周りだけ草刈りをし、土地全体は草刈りをしないせいで近隣住民や周辺に住んでいる方、周辺で畑をしている方からクレームが入ることがあります。
クレームが入ったときにはほとんど手つかずだった土地は草だけではなく木も生えてしまっており、その時にいざ整備しようと思ったら何十万もかかってしまった、というケースがあります。

自分の敷地は周りに迷惑にならないように草刈りをする、これが最低限のマナーです。そこに住んでいれば当たり前に分かることですが、オーナーさんが近くに住んでいない、特に県外にお住まいの場合に近隣意識が弱まり起きてしまうのではないでしょうか。
発電所オーナーさん、気を付けましょう!

②「毎月の収入明細で発電状況が分かるから、遠隔監視装置は付けなくていい」が大損失を生む!?

この考え方のオーナーさんも一定数おります。特にFIT始まった当初に設置したオーナーさんに多い考え方です。
これは大きな損失を生む可能性があるので注意が必要です。

【気づいたら1ヶ月発電していなかった】


「太陽光発電は所有していれば必ず問題が起こる可能性がある」と思ったほうが良いです。何ら異常はないのに、周辺温度の上昇や突発的なトラブルで発電所のブレーカーが落ちてしまうケースはよくあります。通常遠隔監視装置をつけていれば、瞬間の発電や累積の発電が見ることができますので、発電停止に比較的早く気付くことができます。

しかし、毎月1回の収入明細しか見ていないオーナーさんは、「あれ?今月は発電量が0になっている」と明細が送られてきた時点で気づきます。
そしてそれは、低圧の発電所の場合でも1ヶ月の発電停止で約20万円以上の損失となってしまうのです。

またこのように、ブレーカーが落ちるというトラブルに加え、実際に不具合により止まったトラブルに気付くのも遅くなります。
20年以上も運営する太陽光発電所において、1度もトラブルが起きないのは奇跡です。必ず何かしらのトラブルがあります。
そして遠隔監視装置を最低限つけていれば、損失を最小限に抑えられますので、ぜひつけてください。
20年間で起きうるトラブルやそれによる損失に比べれば、導入費用は微々たるものです。

③「自分の発電所は1度も見たことが無いし、どこにあるかもわからない。でも管理会社にお願いしているから大丈夫!」この考え方で大損害!?

実は太陽光発電所を持っている方の中には、自分の発電所を見たことの無い人もいます。それ自体が悪いことではありません。問題は、管理会社に任せっぱなしで自身では太陽光発電所のことを一切把握していない、ということが問題です。

よくある事例としては、
年間2回の草刈りを管理会社にお願いしていたにもかかわらず、報告書をもらったこともなく発電がどんどん悪くなっている。いざ管理会社を問い詰めて確認してみると、実は一度も草刈りをしていなかった。現場はジャングルのような状態に!

こんな事例が実は少なくありません。
自分の所有している発電所で、どのような管理が行われているのか、実施ごとにしっかりと写真や報告書で確認し、自身の発電所が健全な状態が保たれているのか、しっかりチェックしないと大損害につながることがあります。

本日は3つの事例を紹介しました!まだまだ太陽光発電所を所有している人のトラブルはたくさんありますので、これからもUPしていきたいと思います。