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営農指導マニュアルをデジタル化。日本の農業生産の向上を目指す!【テラスマイル株式会社】

自治体やJAにおける農業生産者への農業指導は普及員・営農指導員が紙のマニュアルを基に行っているのが現状で、データの集計・整形に時間がかかり、また指導員の経験に頼っている部分も多い。そこで、農業を取り巻くデータが一元化された農業指導者向けのアプリケーション「Right ARM(ライトアーム)」を導入し、様々な営農指導における問題を解決、「データ駆動型農業」を促進する。

紙のマニュアルで行われている営農指導の問題点

この10年でさらに農業の高齢化が進んでおり、担い手育成が急務ではあるが行政やJAの農業経営マニュアルは「紙」で作成される傾向にあり、紙を基に行われる栽培指導では、熟練者の経験知や産地傾向等も反映されておらず、農家自らが時間をかけ、経験知を蓄積するしかない。

デジタルの営農指導マニュアル
デジタルドリブンな営農指導

農業指導者向けのアプリ「Right ARM」導入で営農指導の質を向上!(チャレンジャー:テラスマイル株式会社)

自動的にデータを収集、戦略的にデータを活用!

紙の営農指導マニュアルのデジタル化が重要な理由。それは、今までは引き継ぎが難しかった農業熟練者が持つ情報を収集しそこに蓄積保管。そして知識や技術をデジタルで広く再現できることにある。また農業は日本全国、同じような栽培方法を行っているわけではなく、その土地によって栽培方法が違うという産地傾向がある。それらの特徴もデータで可視化し、産地の特徴に寄り添った営農指導が実施できることにある。それらを実現可能にする、テラスマイル株式会社が開発したアプリ「Right ARM」導入で、効率的な新規就農者への指導が可能になる。

具体的には、生産者を取り巻く気象・市況・センサー情報・生育調査・栽培管理のデータを一元管理。データをクラウド上に自動収集し、分析画面と農場カルテをタブレットを通じて出力ができる。
 
また「Right ARM」の他社より優れている点は、情報を提供する“アウトプット”ばかりではなく、生産者から“インプット”された情報が日々どんどん蓄積されていくことにある。この循環により、常に最新の情報が閲覧でき、栽培の質が向上していく。

「Right ARM」(施設版)の画面一例

「Right ARM」導入の利点とは?

●営農指導の高度平準化
経験知が少ない若手指導員育成が可能

●営農指導の資料を簡単に作成
質の高い資料が簡単に作成でき、本質的な営農指導により時間を割ける

●  産地形成のための営農マニュアル作成・実装
複数生産者のデータが蓄積でき、営農マニュアルを低コストで作成可能

愛媛県での柑橘版「Right ARM」実装について(実装フィールド:ミヤモトオレンジガーデン)

今回の実装フィールドである「ミヤモトオレンジガーデン」は県内でも有数の柑橘の産地・八幡浜にあり、柑橘栽培に関わる知識を持った生産者が多く存在する。熟練者が有する栽培知見を共有してもらい、柑橘栽培に関するデータを収集。果樹版「Right ARM」を開発し、愛媛県の果樹栽培の現場に実装したいと考えている。

スマート農業実証PJ(農業生産現場)を通じて、3カ年で現場導入を目指す

果樹版を実装した「Right ARM」セグメントでの導入目標数は以下の通り。
-2022年度売上目標2千6百万円/20自治体で導入/生産者戸数60
-2023年度売上目標2億1千万円/100自治体で導入/生産者戸数1000
-2024年度売上目標4億8千万円/180自治体で導入/生産者戸数3600

愛媛県下では、令和5年度導入を開始、令和6年度農水省予算で愛媛県下20市町の活用を目指す。

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