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組織の経済学(読書記録)

かなり昔(著者のミルグロム氏が、2020年にノーベル経済学賞をとる前)に買った本で、ずっと積読状態だったのですが、ようやく読了できました。

やや古い本ですが、経済分析のフレームワークを使って、組織に関する様々なテーマを網羅的に分析する優れた著作だと思います。

ただ、難度はかなり高いので、「契約理論」や「情報経済学」に関連する基礎的知識は必要だと思います。

具体的には、「取引費用」、「モラルハザード」、「シグナリング」、「残余コントロール権」、「ホールドアップ問題」、「情報の非対称性」、「プリンシパル・エージェント理論」、そして分析の共通ツールである「ゲーム理論」でしょうか。

いずれも、最近のミクロ経済学において注目される興味深いテーマです。

扱っている内容が広範なので、(一通り読み終えたら)興味のあるテーマに絞って深掘りしていく方法が良いのかな、と考えています。

個人的には、「コーポレート・ガバナンス」、「人事施策関連」、「ファイナンス」あたりが業務に関する分野なので、引き続き勉強していきたいと考えています。



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