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石川県には「障害者温泉療養事業」というのがあるそうで…!

こんにちは、Try Angleの須田です。

先日、石川県の医療的ケア児・障害児の家族をつなぐグループ「PareTTe」さんのzoomおしゃべり会に参加してきました!

トークテーマが「お出かけ・旅行」ということで、ぜひ学ばせていただきたいと思い、参加してきました。

そのおしゃべり会で、Try Angleが拠点を置く石川県には「障害者温泉療養事業」というものがあることを知りました。

今日は、この事業について調べてみましたので、ご紹介します。

石川県「障害者温泉療養事業」って?

石川県内在住の障害者手帳をお持ちの方が、指定の温泉旅館を利用された場合に、利用料金から割引を受けることができるものです。

割引の対象になるのは、以下の方です。

(1)障害者

 身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳を所持している石川県内在住の在宅の障害者(施設に入所している方が施設の行事で宿泊する場合は対象になりません。)

(2)付添の方

重度の障害者(身体障害者手帳1~2級、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級所持者)の付添人。割引を受けられるのは、重度の障害者1人につき付添人1人までです。


割引額は以下の通りで、どちらか選んで利用できるそうです。

・宿泊利用1回(連泊を含む)につき、3,000円まで
・日帰り利用1回につき、1,000円まで

※宿泊・日帰り利用合わせて年間3,000円まで利用できます。

🔽申請や利用方法の詳細は、県のホームページで紹介されていますので、こちらでご確認ください。
※申請窓口は各自治体の障害福祉課などになるようです。石川県内にお住いの方は「●●市 障害者温泉療養事業」で検索をすると、自治体の申請窓口や書類などの案内にたどり着きます。

気になる指定の温泉旅館とは?

さて、気になるのはその指定の温泉旅館です。

あくまで個人的な推測ではありますが、こうした指定を受けているということは、何度か対象の方が利用されたことがあったりして、旅館側の方も対応に慣れているのかな…?と期待しています。

そういった点では、割引対象になるのは石川県内の方ではありますが、県外の方でも安心して利用できる可能性がありますね😀

2021年6月1日現在で指定となっている温泉旅館をこちらで紹介していきます✨

まずはGoogleMapでまとめてみました。

南部の加賀方面から、北部の能登方面まで、幅広く分布しています。

続いて、指定の温泉旅館のWEBサイトリンクを紹介していきます。

詳細のプランは各旅館のページでご覧いただけたらと思います。(眺めているだけでもここ行ってみたいな~と気持ちが上がってきます…!)

1.葉渡莉(加賀市山代温泉)

2.ゆのくに天祥(加賀市山代温泉)

バリアフリールームあり◎

3. 森の栖(加賀市山代温泉) 

4.白山菖蒲亭 (加賀市山代温泉)

5.ロイヤルホテル 山中温泉河鹿荘(加賀市山中温泉)

https://www.daiwaresort.jp/kajikasou/index.html


6.すゞや今日楼(加賀市山中温泉)

7.ホテル翠湖(加賀市柴山温泉)

バリアフリールームあり◎

8.まつさき (金沢・辰口温泉)

バリアフリールームあり◎

9.露天のゆ金閣(小松市粟津温泉)

現在休業中のようです。

10.のとや(小松市粟津温泉)

バリアフリールームあり◎

子育て客室あり◎

11.川端の湯宿滝亭(金沢市末町)

12.休暇村能登千里浜(羽咋市)

13.いこいの村能登半島(羽咋郡志賀町)

バリアフリールームあり◎

14.ロイヤルホテル 能登(羽咋郡志賀町)

https://www.daiwaresort.jp/noto/index.html

15.シーサイドヴィラ渤海(羽咋郡志賀町)

16.加賀屋(七尾市和倉町)

17.あえの風(七尾市和倉町)

ユニバーサルルームあり◎

18.ホテル海望(七尾市和倉町)

19.お宿すず花(七尾市和倉町)

20.日本の宿 のと楽(七尾市石崎町)

21.はまづる(七尾市和倉町)

22.国民宿舎能登小牧台(七尾市中島町)

23.珠洲ビーチホテル(珠洲市)

24.ホテルこうしゅうえん(輪島市塚田町)

宿・部屋選びのポイントは??

と、いうことで、今回は石川県の「障害者温泉療養事業」の指定旅館を紹介しました。

一部、バリアフリールームがある宿についてはその旨も書きましたが、こちらはあくまで参考にしていただき、宿や部屋選びは、皆さんのお好みやニーズ次第でよいのでは、と思っています。

お風呂にゆっくり入りたい場合は部屋風呂付きのお部屋、注入や吸引などに時間がかかるな~と心配な場合は夕食をお部屋で食べられるプランにする、など、これまで医療的ケア児といっしょに旅行されたご家族の方々もそれぞれのニーズで宿やお部屋を選ばれているようです。

最近ではバリアフリーを意識したお部屋のほかにも、様々な取り組みがされています。アレルギー食対応や、離乳食の用意をしてくれる宿もありますので、普段ミキサー食を食べている家族がいる場合は、食事の対応が可能か相談してみる、といったこともぜひしてみてはいかがでしょうか?

『医療的ケア児の旅行ガイドライン』もご参考にどうぞ

医療的ケア児が旅行するにあたって参考になる情報を、「旅行者側」「受け入れ側(宿側)」の両面からまとめた『医療的ケア児の旅行ガイドライン』でも宿予約や食事のポイントなど紹介しています🌟

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なかなか新型コロナの感染状況が落ち着かず、不安や心配が続く日々ですが、この記事が少しでも未来へのワクワク感や楽しみを見つけることのお役に立てば幸いです。

それでは今回はこの辺で!

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