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第1節~第8節A東京選手 活躍評価『PG/SG編』
ルール説明
評価基準
①ランク分け
S~Cランク、DNPの段階で評価。
※DNP=Do Not Play(出場無し)
②相対評価
絶対評価で査定すると、全員が『Sランク』とかいうTier表として欠陥だらけの結果になってしまうため。
また、勝率1位チームでの相対評価であるため、B1全体で観ると各員の評価は1段階高くなる。(特にAランク選手)
③ 説明順
ランク順に説明すると、後半になるにつれて気分が落ちる方もいるだろうということで、ポジション順(同ポジションは番号順)で掲載。
評価一覧
![](https://assets.st-note.com/img/1700923962650-eUJvR3lMfU.jpg?width=1200)
※② 同RANKでも左に行くほど評価が高い
#0 橋本竜馬
評価【B】
ちょっと時代が悪い。Bリーグ発足時、外国籍センターが得点源であった時代から移り、今は日本人PGを明確な得点源とする流れになっている。
現状のBリーグは、PGが有するOF力のインフレが進んでいるのだ。
その中で橋本さんは『時代に付いていっている方』である。基本スタンスは変わらず、チームごとにマイナーチェンジを行って活躍してきた。
しかし、持ち得た技術が増えてもインフレするPG争いに加齢が追い付けていない。特に相手PGのドライブへの対応が遅れており、自身のFG確率も30%を下回っている。スタッツ上、PGと1on1で競わせれば後れを取っている。
ただ、ここまでの評価は試合のみである。メンタル、技術、試合運びなど、テーブスを筆頭に周りの選手は学ぶことが多い。僕たちは見ることの出来ない裏側部分で、現状の勝率に関しての功績があるはずだ。
総じて、加齢に対してPGインフレ時代が逆風過ぎる。ただ、その分はチーム作りの部分で活躍、インタビュー等でA東京選手からの練習中への姿勢などの評判が高い。
#1 岡本飛竜
評価【B】
出場時間が少なく、ガーベジタイムのみであるため、相対評価ではこうするしかない。ただ、そのガーベジタイムで大きい成果が1つ。
岡本は点差を縮めさせないDFが行えるために、ローテーションメンバーが緊急出場せずに休める。
つまり、12月からの連戦を戦い抜くには、いかに3Qまでに点差を付けて、安定して岡本が他メンバーを休ませられるかに掛かってくる。そういった意味では、彼の評価が上がって来るのはここからだ。
また、いつも言っているが彼のハングリー精神はA東京でもトップクラス。声出しや雰囲気作りの面でも欠かせない。B評価ではあるが、彼本人に対して後ろ向きな理由は無い。
#3 テーブス海
評価【S】
これは言うまでも無く。新しい環境に対応しながら、キッチリとスタメンPGの役割を果たしている。チームを勝たせている事実は、そのままPGの評価になるのだ。
ここで昨年までとの対比でスタメンPGの得点を見てみると、テーブスの得点は1ゴール程少ない。しかし、外国籍を使わずに、それと見合う成果を上げているのだから十分すぎる働きだ。アシストも彼本来のスコアを出している。
DFも言わずもがな。序盤はサイズ / ロシターとの連携ミスがあったが、そのミスも数が減った。SNSでテーブスのDFは穴と書いている人もいるが、個人的には悪くない。
橋本さんの説明でも記した通り、BリーグはPGのOFがインフレしている。A東京も全ては守り切れないし、逆に相手もテーブスを全ては守り切れない。
今後の課題を挙げるなら、ポゼッションが少ないA東京のPGとして、あと1段階TOを減らしたい。(次点で2FG%の改善)
ただ、先述した通りに新しい環境でスタメンPGを任されているのだから、それらの改善を含めて安定感が出てくるのは、長崎・名古屋D等の上位チームとの試合を終え、経験を積んだ年明けからと考えて良い。
より不安なのは相手チームに対応されること。ここまでのチーム内得点割合の上位5人が『外国籍+テーブス』であり、メインデルの3Pがあるとはいえ、G陣で得点が伸び悩んでいる。
これまではテーブスの3Pとミドルで繋いでいるのだが、そのテーブスが抑えられると外のOF力が一気に落ちてしまう。
テーブスが相手スカウティングを追い越すか、他のGが得点源になれるか。それが今後の見どころの一つになってくる。
#25 福澤晃平
評価【B】
基本的にはガーベジタイムの出場。岡本と同じ説明になってしまうが、相手に点差を縮めさせないので役割を果たしている。そのため同じくBランク。出場時間の長さで岡本よりは1つ上になる。
……ただ、僕は福澤をシューターとして、1人の戦力として期待している。テーブスや安藤のようなドリブル&シュートは難しいが、フリーの3Pは高い確率で決め切れる。
しかし、彼がガーベジタイム以外で出場した茨城戦を見ていると、彼にハンドラーを任せつつ、セットOFを作らせている。これはテーブスの疲労も加味しての出場かもしれないが、この試合では福澤の3Pという長所を活かしきれていなかった。
それならハーフコートまでは福澤に運ばせ、その後はA東京を理解している安藤・小酒部にハンドラーを交代。ボールを回して、福澤がフリーなら彼にシュートを託すといった流れで良いのではないかと思う。
これを悪く表現するなら、ちょっとA東京と噛み合っていない。
これを良く表現するなら、もっと彼を活かせることが出来る。
バイウィ―ク期間があるため、その辺りも諸々見直しが入るだろうから心配はしていない。……が福澤と同様、吉井の得点源がフリーでの3Pなため、今後の競争は確実。より3Pを任せられる選手にならなければいけない。
※とか言いつつ、試投数が少なくとも3P確率が37%のため、A東京に必要な『効率』は保てている。移籍して直ぐにコレが出来ているのは素晴らしい。
#9 安藤周人
評価【A⁻】
はい、唯一【マイナス】を付けました。
DFは特記無し。アドマイティスHCのチームも2年目、慣れて来たのかDF強度の成長指数は右肩上がり。時々発生する対外国籍へのDFもしっかりと粘れている。
記したいのはOFについて。
昨シーズンと比べ3P確率が『35.4%→39.1%』と改善。
しかし、2P確率が『48.9%→41.7%』ダウン。
アシストも『2.4→1.5』ダウン。
そして、2P/3P合算試投数『9.9→7.1』のダウン。
3P確率が改善したため、昨シーズンとFG%は変化なし。
シュート効率と効果を示している、EFG%は1%程度の向上で止まっている。
これでは3P確率の良さを2P確率が無駄にしているし、アシストが減っているので『オールマイティ』が影を薄めている。試投数の減少を含めると、エースというポゼッションはメインデルに喰われているとも言える。
これがA東京のOFプランを遂行した結果かもしれないが、個人的にはもっと得点に絡める選手だと期待している。
とりあえず試投数から考えるなら、2P確率は50%に近づけないとスタメンの立場は危うい。もしそこが改善するなら、チーム内得点割合の上位5人に入ることが出来る。また、2Pをしっかり決め切るイメージが付けば、相手のファウルも増えて、FTから更なる得点も期待できる。
アシストはテーブス、メインデル、ロシターと分け合っても、得点は負けてはいけない。昨シーズンチームを引っ張った安藤だ。まだまだ出来ると見込んでいるので、厳しめに【A⁻】である。
#75 小酒部泰暉
評価【A】
『エースストッパー』
グダイティスと共にDFの要だ。対日本人選手は勿論、外国籍のインサイド相手にもDFで勝負が出来る。小酒部(と相手チームによっては吉井)の出場有無で、スイッチ・ヘルプDFの掛け方も変わる。それ位に重要な役割を担っている選手だ。今のA東京の失点を考えれば、DFだけで彼の評価を『A』に置くことが出来る。
ただ、彼個人の課題として試投数が4.6と、昨シーズンの6割程度になっている。また、2P/3P確率は全く変化が無く、昨シーズンと同様に48% / 30%付近を彷徨っている。
更に飛躍したDFに対して、こちらは伸び悩んでいる状況だ。
今後のOFへの考え方は2つ。
DF力だけなら代表級であるため、ホーバスJAPANに選ばれるなら3Pの試投数・確率をどちらも伸ばす。
リーグ戦を勝つなら、メインデル・安藤・テーブスと3P確率が良いので、小酒部は無理に3Pを矯正せずにフィジカルを活かして2P、相手のファウルを狙っても良い。(安藤の2P改善との違いは、修正するのが確率なのか試投数なのかの違い)
いきなり両方は難しいため、どちらか主軸とするOFを選ばなければならない。
つまり、DFに関しては迷いなく現状を進んで、OFはこのバイウィ―クが1つの決断期間。今シーズン、自分の得点源となるOF展開を決めるタイミングである。
ポゼッション数が少ないA東京で試投数を増やすのは困難ではあるが、彼のフィジカルと学生時代の実績からすれば不可能なことではない。相手チームがメインデルに手間取って、昨シーズンよりG陣への対応が薄れている今、安藤と共に自己のOFを伸ばしていって欲しい。
次回
次回は 第1節~第8節A東京選手 活躍評価『SF/PF/C編』です。
また、今後の活動について説明(※リンク添付になるかも)があります。
それでは、また次回お会いしましょう!!
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