事件の背景《02》

(◯森との関係について 1 )

◯森が出所したのは２０１４年から２０１５年頃。
(詐欺で捕まり服役)

◯森は一度実家に戻り、その後除染の職についた。友人などには嘘をついて，自分で会社をやっているように装っていた。

見栄を張っていたんだと思う。
(捕まる前の金持ちキャラを演じて)

プライドが高い人間なので、必死になっていたのかな？と思う。

俺も少し遅れて出所し、◯森の後輩(舎弟のような)
H川という人間にあった際，◯森の話を聞いて、久々に会うことになった。

色々と問い詰めたい気持ちではあったが、何より久々に会いたかった。いざ会って話してみると，少し違和感はあったが昔に戻れた気がした。

俺は出所後、地元ではなく関東に戻って生活していた為，あったのはこの時ぐらいで当分は会うことはなかった。

そんな中，◯森から電話で相談を受けた。

『友人(女の子)たちとメイドカフェをやりたいので資金をだしてくれませんか？』

と言う内容だった。元々，経営しているオーナーの彼女と友人だったらしく、◯森が相談を受けて，一緒にやる流れになったようだった。

福島の郡山でMという名前で店をかまえていたが、オーナーが売り上げを使い込んだり、スタッフに給料未払いなどがあり◯森にオーナーの彼女が相談し、計画が始まったらしい。

◯森は『わかった。』と答えてしまった建前上…

金が必要という話だった。
(元のオーナーかは店を買い取ったり移転リニューアル費用が)
◯森の予定では郡山から宇都宮に店を移し，リニューアルすると言っていた。

メンバー(スタッフ)はそのまま連れて行くと言っており、引越し代、みんなの家を借りる費用、当面の資金などを含めて約、1000万円が必要だと言ってきて、貸してくれないか？という相談だった。

俺自身そこまで余裕がなかったので(出所してすぐだったので)知り合いの社長たちに聞いてあげた。

するとある社長が金主になってあげても良いよ。と言ってくれたのですぐ◯森を東京に呼んで紹介してあげた。

その社長は港区の高級マンションに住む人だった。
(芸能の会社などを経営していると聞いていた)

この人とは六本木の知人のバーで知り合って仲良くなった。正直、どんな人か，詳しくは知らなかったが知人つながりで知り合った為それなりに安心していた。

この人はKという人で、ブラックな仕事(詐欺など)がしたいと相談してきた。

そこで◯森に指南役として協力してくれるなら◯森にも協力すると言ってきた。

◯森は当時、福島の本宮という所で除染の人達数人とアパートに暮らしていた。

そこからも出て，軽自動車(古い)に荷物を積んで上京してきた。

たがKが約束を守ってくれなかったらしく話が進まずに◯森はホームレスになってしまい、(無職)困っていた。俺はかわいそうだな… と思い，千葉の柏に借りていたマンション(事務所として使っていた)が空いていたので、そこを使わせてあげることにした。

俺としても変なやつを紹介してしまったので少し責任を感じていた。

少しの間，◯森のことを面倒を見てあげる事にした。

その後も、別の金主を探してあげた。

ただ、◯森の事業計画，　プレゼンがうまくささらず…なかなか話が決まらなかった。
(◯森のプレゼンは相手に嫌なイメージをあたえてしまうようで…)

　　　　　　　　　　　　　　　　続