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緊急アップデート:国内ワクチン39名死亡

厚労省の2021年5月12日付の報告によれば、あらたな20名のワクチン接種後の死亡が確認されて、国内のワクチン接種後の死亡報告例は39名となった。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou-utagai-houkoku.html

副反応疑い報告の状況について 第58回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778306.pdf

新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778304.pdf

報告書が若干わかりにくいので、死亡者をエクセルに変換して下記にイメージを貼り付ける。

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39例のうち、60歳以上を省き、20代から50代にかけての例について着目した。8例ある。(訂正:10例であった。28番40歳、31番51歳の例を見落としている)

専門家の評価としてはいずれも「評価不能」ないし「未評価」となっており、39例すべてについて要は「因果関係は不明」とされている。

これまでの報告では、No2.26歳女性とNo.9 37歳男性の死亡が気になるところであったが、今回はあらたにNo29 26歳男性の死亡が確認されている。この例について報告書が何を述べているか転載する。

(事例29)
(1) 患者背景
26 歳の男性
(2) 接種されたワクチンについて
ファイザー株式会社「コミナティ筋注」 ロット番号:不明
接種回数1回目
(3) 基礎疾患等
片頭痛
併用薬:ベンゾジアゼピン系睡眠薬
(4) 症状の概要
接種日時:令和3年4月28 日時間不明
発生日時:令和3年5月3日昼頃(推定)
死因等:心肺停止
概要:令和3年4月28 日、優先接種により1回目接種。5月3日午後21 時30分頃、自宅で心肺停止状態で家族に発見された。午後22 時6分、報告医療機関へ救急搬送。搬送時、すでに死後硬直を認め、心肺蘇生を行ったが、午後22 時23 分死亡確認。検視、死亡CT では死因は不明。警察による死亡推定時刻は、5月3日昼頃。事件性に乏しいため、司法解剖は対象外との判断。病理解剖は、家族の希望なく未実施。家族の話では5月2日よりダイエットを開始不眠のため、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を内服。基礎疾患は、片頭痛程度とのこと。
(5) ワクチン接種との因果関係(報告者の評価)
評価不能
報告者意見:報告医療機関は接種医療機関ではなく、心肺停止後の救急搬送先の医療機関。推定される心肺停止時刻から搬送までに時間経過しており、検査など情報不足。ワクチン接種から5日目の突然死ではあるが、情報不足のため因果関係は判断できない。
他要因の可能性の有無:無
(6) 専門家の評価
○因果関係評価:評価中
○専門家コメント:評価中

太字は筆者によるもの。もう一度記す。

事件性に乏しいため、司法解剖は対象外との判断。病理解剖は、家族の希望なく未実施。

接種が4月28日、死亡が5月3日、接種後6日目の死亡について、司法解剖および病理解剖なく「情報不足」と処理されているのは関係者による「未必の故意」、つまり死因の隠蔽と受け取られても仕方がないであろう。

無論、この報告自体、死因がいかなるものであれ、ワクチン接種後数日以内であれば報告するという枠組みに基づき実施されているものであるから、多くの接種例(おそらく100万を超える)があることを考えると、因果関係を推論するのは適切とは限らない。だが、本ワクチンは事実上の治験段階であることを考えると、当局の因果関係の追求姿勢に消極的な印象を持つ。

また、No.9 37歳男性については、北海道旭川市の例であるが、ワクチン後の死亡例としては報告しない方針であったが、家族の強い希望により報告をすることにした、という経緯が報道されている。このことを考え合わせると、接種後数週間以内の死亡例について、必ずしも報告されていないケースもあることが推察できる。「新型コロナ」死亡については、PCR陽性であれば直接の死因が何であれ「新型コロナ」とするようにとされている厚労省通達と比べると、逆にワクチン接種後の死亡については「必ずしも結び付けなくても良い」というバイアスがかかっていることは明らかである。

すでに1万名を超える「新型コロナ死」が報告されている一方で、事実上ゼロ報告となっている「ワクチン死」の報告はあまりにバランスに欠けている。

高齢および重篤な基礎疾患を除く正味の「コロナ死」は1000名あるいは100名足らずではないか、という事も巷間言われている。一方で、この40名足らずの「ワクチン死亡」と比較すると、この「ワクチン死亡」は恐るべき数字であることを推論できる。物事は「統計」だけでなく、「正味」の数字を推論することで、思考の基礎を築くことができる。精緻な議論をするには、実際のところどうなのかをよく考える必要がある。

20代、30代、40代、50代については、基礎疾患がない例における新型コロナ感染による死亡例が報告されていないことを鑑みると、上記の10名にとって、ワクチンの接種は失敗した選択であったといえるだろう。おそらくは医療関係者と思われるが、ワクチン接種政策がなければ生かされた命であると考えると、問題は小さくないのではあるまいか。

なお、本報告での死亡例は39名であったが、ワクチンとの因果関係については下記のように記されている。(11名分は未評価)

○評価結果は、以下のとおり。

α(ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの) 0件
β(ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの) 0件
γ(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの) 28 件

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この調子では、おそらく100名、1000名、1万名死亡しようとも、「評価不能」となることであろう。極めて優秀な専門家が多数、厚労省で働いているのであろうが、彼らはいささか慎重すぎるようである。おそらく現政権のワクチン政策に「忖度」する能力が飛び抜けて高いのであろう。

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