![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52359318/rectangle_large_type_2_69ebed31653b5b54afa6238973b45d84.png?width=1200)
Photo by
pastelplanet
黄色のチケット
ある天の上にある小さな国では、住んでいる人々がみな自分が好きなことや得意なことをして、それを人に提供しそれを対価として相手から欲しいものをもらったり、自分が苦手なことを代わりにやってもらっていた。
その小さな国に住むクムジャという一人の男の子がいた。
その男の子は口笛を吹くのが得意で、おやつ、ガムやクッキーなどを食べたくなったら近くの大好きなお菓子屋さんに行って、白髭をはやした店主のおじさんに
「おじさんが好きな聞きたい曲を今日もぼくは口笛で吹くので、お菓子、そう今日はマシュマロを5つください。」
と伝えると、白髭を生やしたおじさん店主はにっこり微笑んで、
ここから先は
1,172字
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?