7月の翻訳定例トライアル提出
今月は2つの課題提出を目標にしていた。これまでより改善された点やそのための取り組みをサッと振り返ってみる。
訳し始める前の作業量
これまでは、家事育児仕事の合間を見つけるのが難しくて、とにかく提出することを目標にいきなり訳し始めてしまうことがあった。
でも今回は、だんだん慣れてきたのもあり、訳す前の事前作業が初めて(汗💦)できた。
課題文は一部を抜粋したもの。では、全体の主張は何なのか、この課題文は全体の中のどういう位置づけで、何について書かれたものなのかを考えながら、課題文以外での情報収集に力を入れた。
今回挑戦した課題は、論文とノンフィクション。
もとの論文を全文読み、研究分野の大枠を掴むために調べる。英語論文を全文、と聞くと気が引けてしまうけど、やってみれば意外と分かりやすい。というのも、論文には必ず概要をまとめたアブストラクトがあるし、本文のイントロダクションでは丁寧な前提情報が満載。
とはいえ、知識不足でいちいち調べないといけなかったけど、こんなに調べられたのは初めてだった。
ノンフィクションではAmazonの説明やレビュー、作者のサイトなど、関連するページを読んで雰囲気を掴む。登場人物のキャラによってセリフも変わるので、そこはなるべくリアルに想像できるような原文理解を心がけた。
こうやって前提知識やイメージを膨らませると、訳出作業もスムーズな事に気がついた。
フォーマットづくり
自分が作業しやすいフォーマットができつつある。
先輩方のやり方を真似てみて、自分に合うものを取り入れて、翻訳作業とチェック作業、提出時の操作や評価後の復習作業と、それぞれで自分のやりやすい方法を考えて決めることができた。
一つ決まるだけでも作業に迷いがなくなるので、スピードも速くなった気がする。
時間の確保
これが一番の課題。春には毎日在宅勤務だった夫も気づけばほぼ毎日出勤、夜中の帰宅。イコール家事育児の戦力半減。
そこは小学生チームに手伝ってもらい、3人で平日の2歳児育児と家事を回している。
ここまではよかったけど、新たなプチ悩みが。
それが、2歳の息子、夜泣き激増(涙)
赤ちゃんの時は比較的静かーに寝てくれる方だった彼。
ここ1、2ヶ月は1時間おきに「ふぇ〜」→トントン→「スヤスヤ」の繰り返し。
言葉が急に増えたから脳が混乱しているのか?
悪い夢でも見てるのか?
それはまぁ悲しそうに泣くのです。
トントンするだけで寝てくれるだけでもありがたいのかもしれないけど、1時間おきに起こされるのは辛い(涙)
早起きできないから早朝作業もできず、夜は一緒に寝落ちして夜中作業もできない。こういう時は開き直って体のリズムに従い、寝たい時に寝て、起こされたら、今しかできないトントン時間を味わう。自分の体と子供が一番、課題はその後と。
たまに夫が在宅の日や体力が溜まってきた時など、小さなチャンスは逃さず作業。これが週1くらい。
4時や5時に起きれた日は、布団から出ると息子が感知して起きてしまうので、タブレットを抱えて布団に潜り、作業した。
これ、デスクトップやノートパソコンしかなかったら絶対できない。デスクトップは壊れ、ゆっくり座る時間ないからとノートパソコンも先送りして、寝転んでも作業できるタブレットだけを今は持っているけど、正解だったかも。
そんな新しいやり方と細切れの時間を見つけながら、地道に進めた。
チェック回数
そんなわけで、チェックにも時間が割けるようになった。これまではせいぜい1回のチェック。それもザッと。
今回は、
1回目: 英語と日本語を見比べながら、訳抜けや文法面のチェック
2回目: 日本語だけを見ながら、通して読んだ時の不自然な箇所の修正
と、2つの視点で行うことができた。
視点を明確に持つだけでも、拾えるミスは増えたみたい。
とりあえず、これまでの軽いチェックがより中身のあるものになって嬉しい。
チェックの泥沼
そんな良い流れの中、今までになかった現象が。
それは、「チェックすればするほど修正点出てくる」問題。
プロの先輩方は4〜5回チェックも普通なようなので、2〜3回では当たり前なのかもしれない。
でも、初めてチェックを重ねた感触としては、
「あれ?ここも修正。あれ?またでてきた」と少し驚くほど。
日本語としての修正を重ねると、今度は原文から離れ過ぎてないかチェックし、迷ったら調べて、の繰り返し。
こうして、締め切り1時間前になっても、チェックと修正がやめられなくなるのでした。
最終関門
このままではいかんと、1つ目の課題にはキリをつけて提出。
その勢いで2つ目の課題も、と行きたいところで、どうしても気になるところがあり、時計とにらめっこしながらのラストスパート。
と、そこへ2歳の息子の「お腹すいたー!何か食べるー!」アピールが。。。
私「えっと、もう少しでお母さん終わるから、お兄ちゃんにパンもらって!」
私「ちょっとお兄さん、そこのフランスパン切って弟くんにあげてくれる?え?パン切りナイフの使い方?えっと、こんな感じで、ね、お願いね!」
長男「あ、お母さんそう言えば、今日学校で◯◯君がこんなダジャレ言ってたんだけどね、それがね、えっとー、、、、、あれ?何だっけ。忘れましたぁ♪」
私「おいっ!忘れたんかい!この20秒返してっ」
次男「お母さーん、俺もフランスパン食いたいー!切ってぇ〜」
私「えー、もうさ、自分でできるからやってみて!でもパン切りナイフめっちゃ切れるから指切り落とさないでよ」
次男「ひぃぃぃー。でもやる!」
2歳「のどかわいたー!みじゅー!水筒で飲みたいー!」
私「えー水筒?うーんどこだっけ、あ、あったあった!あれっ!水筒空っぽじゃん。今日沢山飲んだんだねぇ。今入れるから待ってて!」
などなどの緊急事態が多発(笑)
それを乗り越えての課題の最終仕上げ。
よしできた!あとはコピーして応募フォームに貼り付けるだけ!!と、画面を開くと、
「受付時間を過ぎています」
時刻は、締め切り時間ジャスト。
ええええーーー!!!
うそーー! (ガクッ)←崩れ落ちる
はぁああああああああーーーーー。。。
あと1分でもあれば、提出できた。
どの1分を削ればばよかったのか。
く、く、悔しいですっ!!
教訓
一つ: 時間が確保できたからと言っていつまでもチェックしない。期限内に提出することが大事である。
一つ: 締め切り数時間前(できれば前日)を締め切りだと思え。
一つ: 子供達の想定外は、もはや想定内とせよ。
まとめ
今回は、以前に比べてかなり作業を重ねることができただけに、目標の2課題提出ができなかったのは結構なショック。
でも、このショックな経験も、これからの作業に活きてくるはず。いやむしろ、活かしてやる!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?